Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2005: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Research Abstract |
人間科学専攻に所属する教員,大学院生に加えて,他機関に所属する研究者とともに定期的な研究会を開催した。この中で,特に,ライフヒストリーに関する聴取調査においてはどのような形で自由回答データを収集し,さらにどのように加工・分析・保存しているか,その具体的な状況について,レヴューを行った。あわせて,この研究動向から,社会規範生成のメカニズムや社会のイメージの変容といった具体的テーマの解明に関して,どのような貢献が可能か,方法論的検討と実際的な応用という複眼的視点から総括した。 また,「学術資源学プロジェクト」(文部科学省教育研究拠点形成支援経費の配分を受けて人間科学専攻が実施した協同プロジェクト)で作成したデータベース(社会学,行動科学,文化人類学,宗教学,国語学研究室が所蔵する資料やデータ)の中から,資料やデータのディジタル化を進め,ディジタル化された学術資源の公開を実現するための準備を整えた。 さらに,以上の過程で得られた、学術資源学の可能性に関する研究成果を,研究代表者・研究分担者を中心に,人間科学専攻に所属する教員・大学院生,他機関に所属する研究者とともに,『学術資源学の構想-平成15〜17年度科学研究費補助金(萌芽)論文集-』という報告書の形でまとめた。この論文集には,上記のライフヒストリー研究における自由回答データの収集・加工・分析の実際に関する論文,データ公開・データ復元と二次分析に関する論文,ジェンダー研究のメタ分析に関する論文などを収録している。
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