• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

ライフサイクルマネージメントによる海岸堤防の維持管理システムの開発研究

Research Project

Project/Area Number 15656120
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 水工水理学
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

岩田 好一朗  名古屋大学, 大学院・工学研究科, 教授 (10029150)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 許 東秀  名古屋大学, 工学研究科, 助手 (80332708)
Project Period (FY) 2003 – 2004
Project Status Completed (Fiscal Year 2004)
Budget Amount *help
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2004: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2003: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywordsライフサイクルマネージメント / 老朽化 / 維持管理 / 海岸堤防 / ひび割れ / シュミットハンマー / 空洞化 / ライフサイクルコスト / 目地割れ / 沈下
Research Abstract

まず、日本海に面する海岸堤防(新潟県能生海岸から親不知海岸までと福井県にある福井港海岸)の老朽化状況と前浜状況の現地調査を行なった。すなわち、海岸堤防のひび割れ幅、目地抜けの有無と目地割れ幅と前浜状況と消波ブロックの損傷度合いを調査した。その結果、(1)太平洋に面する海岸堤防と異なり、日本海に面する海岸堤防には、目地抜けと目地割れ幅が大きい、(2)堤防前面の消波ブロックの摩耗損傷が大きい、(3)日本海側の海岸堤防には、雑草繁茂が少ないことが特徴的に認められた。
つぎに、1954年に構築され築後約50年経過した伊勢西南海岸の松名瀬にあるコンクリート三面張り海岸堤防の裏法面のコンクリート強度をシュミットハンマーで調べた。強度計測は凸凹している裏法面を対象とし、水平距離221mの範囲の340箇所である。なお、コアー抜き強度試験結果を利用して、シュミットハンマー値の補正を行なった。その結果、(1)コンクリート強度が18N/mm^2より低い14N/mm^2程度の場所が数箇所あり、老朽化による強度低下が明らかに認められた。しかし、20N/mm^2以上の高強度の場所もあり、強度の空間分布は複雑であること、(2)裏法面の天端部のコンクリート強度は裏法尻部のコンクリート強度より低いこと、(3)裏法面には孕みだし部が多くあり、構築当初の法面勾配1/1.5より緩くなり1/1.65となっている、(4)ひび割れ幅とコンクリート強度の相関をはっきり認められなかった。むしろ施工不良がコンクリート強度低下の支配要素になる場合が認められた。このため、今年度の研究目的の1つであった簡便な維持管理手法を提案できなかった。

Report

(2 results)
  • 2004 Annual Research Report
  • 2003 Annual Research Report
  • Research Products

    (2 results)

All 2004 Other

All Journal Article (1 results) Publications (1 results)

  • [Journal Article] 海岸保全施設の維持管理へのライフサイクルマネージメントの導入手法の提案と検討例2004

    • Author(s)
      難波喬司, 久米俊秀, 横田弘, 田中由樹, 岩田好一朗
    • Journal Title

      土木学会・海岸工学論文集 51

      Pages: 881-885

    • NAID

      130003807893

    • Related Report
      2004 Annual Research Report
  • [Publications] 岩田好一朗, 他: "海岸保全施設におけるLCM導入検討"海岸工学論文集. 50. 916-920 (2003)

    • Related Report
      2003 Annual Research Report

URL: 

Published: 2003-04-01   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi