コンピュータグラフィックスによる大規模交通ネットワークデータの自動作成システム
Project/Area Number |
15656125
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
交通工学・国土計画
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Research Institution | Ritsumeikan Asia Pacific University |
Principal Investigator |
李 燕 立命館アジア太平洋大学, アジア太平洋学部, 専任講師 (30281504)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | GIS / 数値地図 / コンピュータグラフィックス / 交通ネットワーク / 地図の画像 / 交通 / 地理情報システム / 画像 |
Research Abstract |
本研究は国土地理院の数値地図データベース、民間地図会社から発行するデジタル地図データおよび地図の画像から、大規模な地域の交通ネットワークデータをコンピュータグラフィックスの手法を用いて自動作成するシステムを開発することが目的である。 このシステムは、3つの自動作成システムと1つのマウス・キーボードによる手動編集システムで構成される。3つの自動作成システムは、A.国土地理院の数値地図から、B.民間地図会社が発行するデジタル地図データから、C.地図の画像から、ネットワークデータを自動抽出するシステムである。D.のマウス・キーボードによる手動編集システムは、自動抽出システムで自動抽出を失敗した箇所の修正や、他のソースによるネットワークデータの追加に使用される。システムの作成は予定通りに完了し、いくつかの研究発表も行った。 また、大分県別府市を対象エリアとして、上述のシステムで作られたネットワークに加え、国勢調査丁・字データ、建物データ、都市計画基本図データなどのデータを取り入れ、次の二つの試みを行った。(1)別府市の3万棟あまりの住宅について、大きな地震が起きた後、各住宅まで緊急車両が到着できる確率について分析を行い、防災まちづくりについて重要な知見が得られ、国際会議での発表を行った。(2)構築したGISシステムを用いて、全道路ネットワークを使った交通配分を試みた。従来の交通配分実務では、道路ネットワークをどこまで取り上げるか、異なる機能や走行環境をもつそれぞれの道路において、どのような走行関数あるいはQV曲線を使えばよいのかは恣意的な面が大きいが、本研究では、すべての道路を取り上げ、実際の制限速度および現実的なドライバーの行動パターンをそのまま設定した上配分することによってこれらの問題を解決した。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)