世界の都市空間を対象とした高解像度衛星画像データによる空間形態解析
Project/Area Number |
15656141
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Town planning/Architectural planning
|
Research Institution | Tokyo Denki University |
Principal Investigator |
郷田 桃代 東京電機大学, 工学部, 助教授 (50242128)
|
Project Period (FY) |
2003 – 2004
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
|
Budget Amount *help |
¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
|
Keywords | 都市空間 / 衛星画像データ / 形態解析 / 地理情報システム / GIS / 都市構成要素 / 空間パターン |
Research Abstract |
本研究の目的は、国内および海外の都市空間を対象として、空間の形態に着目し、高解像度衛星画像データから、その構造や配置パターンを解析する手法を考案することである。空間の形態とは、道路や街区、緑地、水系、建物などの幾何学的情報を示すもので、都市構成要素ともいえる。また、実際に複数の都市空間に対してその分析手法を適用し、同一の評価軸による都市空間の相対化、レベル化を行って分類することを想定している。 まず、地形図などの正確な幾何学的情報を使用して、空間のスケールと空間構成要素の形態との関係を捉えるために、東京23区内の地理情報システムデータを用いて、空間構成要素の規模、形、配置に関する分析を行った。これを参考として、東京都の渋谷周辺5km四方の高解像度衛星画像データから、スケールごとに抽出されるべき空間構成要素を抽出・分類し、都市構成要素の階層的記述の方法を検討した。具体的には、高解像度衛星画像を縮尺の異なる多数の画像に分け、画像ごとに表れる都市構成要素やそのパターンについて、目視による抽出を行った。次いで、抽出した要素の集合形態から、マクロスケール、中間スケール、ミクロスケールの3スケールに分類し、要素の階層的記述を行った。主に、ミクロスケールでは、人造物、地表面、鉄道、道路の分類、中間スケールでは街区と道路等の分類、マクロスケールでは、図と地の分類が行われた。最後に、画像処理による空間構成の自動抽出の方法について検討し、都市構成要素の一部(ミクロスケールの分類に表れた「質感」要素)の抽出を実際に行い、自動抽出の可能性を確認した。
|
Report
(2 results)
Research Products
(4 results)