Project/Area Number |
15658096
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Clinical veterinary science
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Research Institution | Rakuno Gakuen University (2004) Hokkaido University (2003) |
Principal Investigator |
滝口 満喜 酪農学園大学, 獣医学部, 教授 (70261336)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
稲葉 睦 北海道大学, 大学院獣医学研究科, 教授 (00183179)
田島 誉士 北海道大学, 大学院獣医学研究科, 助教授 (90202168)
高桑 雄一 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (40113740)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,800,000 (Direct Cost: ¥3,800,000)
Fiscal Year 2004: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2003: ¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
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Keywords | 細胞間ジャンクション / タイトジャンクション / クローディン / 組織破壊 / 低形成 / 犬 / 猫 |
Research Abstract |
本研究は、上皮や実質組織の破壊や低形成をともなう多彩な動物疾患の臨床知見の集積と分子病態解析の成果から派生したアイディアに基づくものである。本計画は、"細胞間接合の遺伝的異常と疾患"という新しい観点から、従来、遺伝性素因の存在を疑われながら病因のとらえどころがなかった組織破壊を伴う疾患や臓器低形成の分子機構を解明することを将来目標としている。本萌芽研究では、上記仮説実証の第一歩として、タイトジャンクション(TJ)に分布するCL分子ファミリーに焦点を絞り、まず正常組織における分子群の臓器、組織分布を明らかにし、次いで腎、肝、消化管、皮膚の組織破壊、あるいは低形成を呈する臨床例におけるCL分子の異常を検証することを目的とした。クローディン(CL)分子ファミリーは現在までにヒト、マウスでいずれもCL-1〜CL-18までの18分子種が知られている。代表者らは、これまで牛CL-16に関する解析を行ってきたが、本研究計画では小動物(犬と猫)を対象とするため、まずこれら18種のCLを各々同定するためのツールとして特異抗体を作製することから着手した。犬、猫、個々のCL分子にそれぞれ対応する抗体を作製するのは煩雑であり、また交差性が期待されるため、まず犬CLsに対する抗体を作出、必要に応じて抗猫CLs抗体を作製することとした。抗原として用いる各CL分子C末端ペプチド(C末端の細胞質ドメイン30-40アミノ酸残基)を調製するために、各CL分子のcDNAをRACE法で単離し、GST-融合タンパク質ベクターにクローン化した。cDNA単離に利用する臓器、あるいはプライマーはヒトでの知見に基づいた。GST-融合タンパク質として得た各分子から必要なC末端ペプチドを精製し、ウサギに免疫して、アフィニティー精製によって特異抗体を得た。次いで、イムノブロッティング、ならびに正常組織を用いた蛍光抗体法で反応性と特異性を検定した。臨床例を用いた検討では、様々な疾患でCL分子の局在や発現量に変化が認められたが、現時点では疾患特異的に変動する分子の特定には至らず、今後、さらなる解析が必要である。
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