Project/Area Number |
15659072
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
General medical chemistry
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Research Institution | Tokyo Metropolitan Organization for Medical Research |
Principal Investigator |
正井 久雄 財団法人東京都医学研究機構, 東京都臨床医学総合研究所, 副参事研究員 (40229349)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
須賀田 直子 財団法人東京都医学研究機構, 主任研究員 (30344071)
林田 敏郎 財団法人東京都医学研究機構, 東京都臨床医学総合研究所, 研究員 (20342925)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2003: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | エピゾームベクター / 遺伝子治療 / ORC / 複製起点 / 複製開始複合体 / MCM / EBウィルス / oriP |
Research Abstract |
遺伝子治療において、遺伝子導入に用いるベクターとしては、主に、ウィルスに由来したベクターが用いられているが、一長一短があり、種々の改良がなされている。一方、ウィルスに由来しない毒性の低い、自律複製能を有するエピソームベクターは、動物細胞ではまだ開発されていない。我々は、真核細胞の複製開始機構に基づいて、複製開始複合体を特定の配列にtargetすることにより、より効率良く複製複合体の構築をおこない、強い自律複製能を有するエピゾームベクターの開発を計画した。 この目的のために、本年度は、分裂酵母ORCのDNA結合ドメインであるORC4のDNA結合ドメインをヒトORC4のN端に融合した分裂酵母-ヒトキメラORC4(Sp-huORC4)を作製し、動物細胞内で発現した。さらにこのplasmid上に、分裂酵母ORC4の標的配列であるAT-rich複製起点配列を導入した。このplasmidを現在動物細胞に導入し、一過性に自律的に複製できるかどうかを検討した。現在、さらに効率よく複製し、安定に維持されるベクターの開発をすすめている。
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