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ダリエ病の病態形成における小胞体ストレスの関与と本症の新規治療戦略

Research Project

Project/Area Number 15659258
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Dermatology
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

澤村 大輔  北海道大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (60196334)

Project Period (FY) 2003
Project Status Completed (Fiscal Year 2003)
Budget Amount *help
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2003: ¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Keywords抗菌ペプチド / デフェンシン / 遺伝子導入 / 感染症 / 皮膚 / 表皮移植 / 相乗効果
Research Abstract

昆虫からヒトに至るまで、ほとんどの生物は抗菌ペプチドを自ら産生し、微生物の侵入・感染に対抗してきた。その中で特に上皮組織に発現されるのがβデフェンシンである。本研究の目的は、βデフェンシン遺伝子を導入することにより、難治性感染症を治療するという新しい戦略を検証することにあった。
ヒトβデフェンシン2(HBD2)とβデフェンシン3(HBD3)のcDNAをクローニングし、抗生剤で選択可能な発現ベクターに組み込む。そのコンストラクトを表皮細胞株である培養HaCaT細胞に導入し抗生剤でstableに発現する細胞を選択した。遺伝子導入培養細胞で発現を蛍光抗体法やウエスタン法にて確認した。さらに、上清と細菌をインキュベーション後にプレートに播種し、出現するコロニーを算定することにより抗菌活性を確認した。また、各種正常培養細胞に添加し、細胞毒性がないことも確認した。無免疫ラットに皮膚潰瘍を作成しHaCaT細胞を移植すると正常に類似する皮膚が形成される。そこで、デフェンシン遺伝子を導入したHaCaT細胞を無免疫ラット潰瘍に移植する。皮膚が形成されてからその部に細菌を添加し、細菌の増殖の程度を組織学的、細菌学的に検討した。その結果、デフェンシン導入皮膚では、細菌に対する抵抗性が高まることが確認された。また、組織学的にも、大量のデフェンシンが表皮で産生されていることがわかり、細菌学的実験結果を裏づけるものであった。近年、各種抗菌ペプチド同士の相乗効果の報告がある。HBD2はグラム陰性菌、HBD3はグラム陽性菌に効果が強い。そこで、両者の相乗効果を調べたが、認められなかった。

Report

(1 results)
  • 2003 Annual Research Report

URL: 

Published: 2003-04-01   Modified: 2016-04-21  

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