Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2004: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2003: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
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Research Abstract |
研究成果 ・培養系の確立:Sprague-Dawly Ratを用いて胎齢9.0日からの全胎仔培養施行.回転式全胎仔培養装置(池本理化工業:モデル0-0310)を用いて,至適培養時間を決定する目的で48・60・72時間(胎齢11.0,11.5,12.0日相当)の培養を行った,これまでの予備実験と違い,胎嚢を有する条件に加えて,胎盤由来細胞,初期の造血能を有する卵黄嚢膜を観察すべく,Hutchingせずに観察できる60時間群として確立した.E字型コイルの鉄芯を用いた磁場発生装置に設置した後,それぞれの胎仔について、胎嚢直径(GS),頭臀長(CRL),体節数を測定し比較した.100V,50Hz,20m Tの低周波交流磁場を一様に曝露.曝露時間設定:短時間かつ、加熱変化のおきない条件であることを検討し20分,60分の曝露時間を設定し(以下E20群,E60群),それぞれsham群(以下S20群,S60群)を設定して対照群(以下C群)と比較検討した.さらに加熱群(Th20群)も含め,形態学評価を行った.また、胎仔とその付属物を分離,RNAについて細胞発育抑制因子の検索および,神経原器と生殖原器のそれぞれの影響を検討. ・結果:C,E20,E60,S20,S60群における,胎仔の発育遅延や特異的な奇形の発生は認めなかった.胎仔発育遅延や神経堤の形成不全は,各群間で有意差は検出されなかった.卵黄嚢膜表面における変化を観察したところ,E20・Th20群に関してのみ走査電子顕微鏡所見で細胞膜表面の細胞変化が見られた.この細胞の変化は磁場減衰の程度からも胎児発育遅延には直達する因子とはなっていなかった.細胞発育であるか否かは生化学的研究途上であり、この現象における再現性の評価を行いつつ、検討を重ねている 本研究成果は,2004/06/18 第26回国際生体磁気学会:Bioelectromagnetics societyに公表した.
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