Project/Area Number |
15659410
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Ophthalmology
|
Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
原 浩昭 新潟大学, 医歯学総合病院, 助手 (90303156)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
阿部 春樹 新潟大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (40018875)
福地 健郎 新潟大学, 医歯学総合病院, 助手 (90240770)
上田 潤 新潟大学, 医歯学総合病院, 医員
八百枝 潔 新潟大学, 医歯学総合病院, 医員
|
Project Period (FY) |
2003 – 2004
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
|
Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2004: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
|
Keywords | マトリックスメタロアーゼ-2(MMP-2) / アデノウィルスベクター / 遺伝子導入 / 線維柱帯細胞 / ザイモグラフィー / ウェスタンブロッティング法 / 線維紐帯 / 傍シュレム氏管組織 / 細胞外マトリックス / マトリックスメタロプロテアーゼ / ミオシリン |
Research Abstract |
出生直後のマウス肺よりRNAを抽出し、RT-PCR(reverse transcriptase-polymerase chain reaction)法を用いて、マトリックスメタロプロテアーゼ-2(MMP-2)cDNAの合成に成功した。アデノウィルスベクターを用いてLac Z遺伝子をブタ線維柱帯細胞に遺伝子導入し、X-gal染色により検討した結果、ほぼ100%の細胞に遺伝子導入が確認でき、アデノウィルスベクターの線維柱帯細胞への遺伝子導入効率の高さが証明できた。次に、得られたMMP-2 cDNAをアデノウィルスベクターに挿入し、ブタ培養線維柱帯細胞に遺伝子導入することに成功した。MMP-2遺伝子導入群では、空のベクターを遺伝子導入したコントロール群に比べゼラチナーゼ活性が上昇していることがゼラチンザイモグラフィーによって確認された。またMMP-2に特異的なポリクローナルウサギ抗MMP-2抗体を用いてウェスタンブロッテイング法を行った結果、MMP-2タンパクの上昇が確認された。ゼラチナーゼ活性の上昇は48時間以内に確認され、感染後5日目から7日目にかけてピークを示すことが判明した。以後ゼラチナーゼ活性は漸減し、最低3週間以上持続することも判明した。本研究により、培養線維柱帯細胞への遺伝子導入効率の高い導入方法を確立することができた。本研究で得られた知見は、MMP-2がin vivoにおいて他のMMP群、TIMP群に与える影響、眼圧の変化、形態学的変化を検討する上で有効な下地となるものである。
|
Report
(2 results)
Research Products
(3 results)