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集団ストラテジーに基づく産業ストレスの歯周疾患に対するリスク評価

Research Project

Project/Area Number 15659501
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Social dentistry
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

雫石 聰  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (00028789)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 田中 宗雄  大阪大学, 歯学部附属病院, 講師 (90263300)
林 直治  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 助手 (10303984)
Project Period (FY) 2003 – 2004
Project Status Completed (Fiscal Year 2004)
Budget Amount *help
¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Keywords歯周疾患 / 産業ストレス / コルチゾール / 唾液
Research Abstract

本研究は、産業ストレスを含む種々のストレス指標を用いた質問紙調査と唾液中のストレス関連物質を測定することにより、勤労者のストレスの状況を分析するとともに、歯科健康診断で得られる歯周疾患の情報を解析し、そして、両者の関連性を解明することにより、歯周疾患のリスクファクターとしての産業ストレスの重要性を明らかにすることを目的とした。
2003年度には295名が、そして、2004年度には235名からデータを得られた。1998年をベースラインとし、この器官に歯周ポケット深さが3mm以上進行した部位を2ヶ所以上有する者を歯周疾患進行者とした。1998年から2003年まで追跡できたのは187名であり、そのうち歯周疾患進行者は38名であった。また、1998年から2004年まで追跡できたのは162名で、歯周疾患進行者は33名であった。1998年に自覚的ストレスの多い者は無い者に比較して1998年から2003年の間での歯周疾患進行者の割合が有意に高いことが示された。しかし、1998年におけるGHQ-28やSDSなどの質問表によるストレス指標と歯周疾患進行との間には有意の関連性は認められなかった。GHQ-28の質問項目中、「気分爽快」「疲れていない」「怒りっぽくない」と答えた群は、それぞれ有意に歯周疾患進行者が少なく、SDSにおいて、「将来にかなり希望がある」「イライラしない」と答えた群もそれぞれ歯周疾患進行者が少なかった。2004年度のデータでは自覚的ストレスの有無により、歯周疾患進行に有意に差が見られ、唾液中のストレスマーカーについては、コルチゾールがストレス有群では無群に比べて有意に高い値を示した。その他のストレスマーカーであるs-IgA、アミラーゼやクロモグラニンAについては差はみられなかった。以上の結果から、産業ストレスは歯周疾患進行のリスクファクターとなることが示唆され、質問表のみならず唾液中のコルチゾールなどストレスマーカーは、歯周疾患とストレスの関連性を評価するのに有用であることが示された。

Report

(2 results)
  • 2004 Annual Research Report
  • 2003 Annual Research Report

URL: 

Published: 2003-04-01   Modified: 2016-04-21  

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