• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

紛争経験者への精神的看護―そのカリキュラムの構築

Research Project

Project/Area Number 15659534
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Community health/Gerontological nurisng
Research InstitutionThe Japanese Red Cross Kyushu International College of Nursing

Principal Investigator

秦野 環  日赤九州国際看護大, 看護学部, 講師 (00352352)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) CHREINER Andrea S  日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 教授 (30309645)
Project Period (FY) 2003 – 2005
Project Status Completed (Fiscal Year 2005)
Budget Amount *help
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2004: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords紛争 / 紛争経験者への看護 / カンボジア / 紛争経験者 / 女性の健康
Research Abstract

昨年度に引き続きカンボジアにおける女性の健康問題、特にポルポト時代を生き抜いた女性たちの現在の生活状況と健康問題を把握するために面接調査を行った。本年度は二つの医療機関において、女性医療スタッフ13名、患者もしくは患者の家族39名、合計52名にインタビューを行った。昨年度に面接を行った41名と本年度の52名で、合計93名の方から情報を収集できた。
過去1年間に見られたカンボジアの首都プノンペンの表面的な目覚しい発展とは裏腹に、昨年度と本年度のインタビュー結果に大きな差異は見られず、女性たちはかわらずポルポト当時の困苦を抱え生活していることがわかった。紛争時代から20数年を経た現在でも、日々の生活の中で当時の困苦を思い起こし、不安を覚え苦しんでいることが判明した。
一般市民である女性たちだけでなく、カンボジアの精神医療に従事している医療スタッフからの聞き取りも行った。カンボジアの精神医学教育は1994年に始まったばかりで、医師、看護師など精神医療にかかわる医療従事者の不足がある。特に地方において、これは一般的に医療従事者が少ないこともあるが、特に精神医療に従事するものが少ない現状が上げられた。
本研究の調査地域としてカンボジアを対象としていたが、今回、コンゴ民主共和国の内戦によってタンザニアに避難した難民が生活するキャンプにおいてHIV/AIDSの調査を行う一行に同行できた。本研究のために男女合わせて26名に対し個別に面接調査を行い、経験した内戦が現在の健康にどのように影響を与えているか本人の主観から情報を得た。紛争経験自体が健康に直接が影響を与えているのか、難民という状況が彼らの健康状況に影響を与えているのかの分析が必要であり、今後詳細な情報を収集を含め調査を継続する必要がある。
秦野は、今回の調査を元に、日本看護協会看護学会、看護総合部門において「紛争経験者への看護(1)カンボジアの一般女性の健康問題〜現地での面接調査を通して〜」で発表を行った。

Report

(2 results)
  • 2004 Annual Research Report
  • 2003 Annual Research Report

Research Products

(1 results)

All 2004

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] カンボジア女性の健康問題〜ポルポト時代を経験した人々の面接調査から、報告その1〜2004

    • Author(s)
      秦野 環
    • Journal Title

      比較思想論輯、比較思想学会福岡支部紀要 第7号

    • Related Report
      2004 Annual Research Report

URL: 

Published: 2003-03-31   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi