レプチン抵抗性に基づく肥満及びリスクファクター集積の疫学的病態モデル構築
Project/Area Number |
15689011
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Public health/Health science
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
八谷 寛 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (30324437)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥15,990,000 (Direct Cost: ¥12,300,000、Indirect Cost: ¥3,690,000)
Fiscal Year 2004: ¥6,500,000 (Direct Cost: ¥5,000,000、Indirect Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2003: ¥9,490,000 (Direct Cost: ¥7,300,000、Indirect Cost: ¥2,190,000)
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Keywords | レプチン / 疫学研究 / レプチン抵抗性 / 高レプチン血症 / メタボリックシンドローム / 生活習慣 / 肥満 / 炎症 / 体重変化 / 縦断研究 |
Research Abstract |
(1)健康男性767人の5年間の体重変化とベースライン時血清レプチン値との関連をベースライン時のBMIと年齢を調整して調べたところ、両者に有意な関連は認められなかった。ヒトにおけるレプチン抵抗性の存在を示した結果であると考えられた。 (2)ベースライン血清レプチン値と血圧値との関連をインスリン抵抗性のHOMA指数を考慮して検討したところ(男性2,017名)、インスリン抵抗性のない非肥満者においてのみ血圧値とレプチン値に有意な関連性が認められた。また、この関連性は拡張期血圧において特に強かった。レプチンの交感神経系亢進作用が示唆された。 (3)白血球数を従属変数、レプチン値、年齢、BMI、身体活動量、飲酒習慣、喫煙習慣を独立変数とした重回帰分析において(男性1,082人、女性200名)、レプチン値と白血球数の間に有意で独立した関連が認められた(男性:標準化β=0.17、P<0.001、女性:標準化β=0.31、P<0.001)。肥満者でしばしば認められる白血球数の上昇は肥満者における高レプチン血症によって引き起こされているかもしれないことが示唆された。 (4)40歳代の健康男性625名を対象とした分析において、個人ごとの体重変化を年齢に対して回帰させた直線周囲の標準偏差(Root-mean-square-error : RMSE)を用いて算出した20歳代からの体重変動と血清レプチン値との間には肥満度や体重変化の傾きと独立した有意な関連が認められ、レプチン値の個人差が長期的な体重変動によって規定されている可能性があることが示唆された。 (5)自覚的ストレスがかなり多い、やや多い、ふつう、少ないの4群における血清レプチン値(ng/ml)はそれぞれ3.54、3.32、3.26、2.85と有意に異なり、この関連は肥満度や他の生活習慣と独立していた(男性1,129名)。自覚的なストレスが血清レプチン値を上昇させる作用があることが示唆された。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)