Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2004: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Research Abstract |
平成17年度は主に次の1,2に従って,研究を行った. 1.携帯電話サービスに対するサービス競合検出実証実験 今日の携帯電話網では,インターネットを利用した様々なサービスが提供されている.そこで,平成15年度,16年度での本研究の成果を踏まえ,実際の携帯電話サービスに対してサービス競合の検出実験を行った.具体的には,まずUse Case Maps(UCMs)と呼ばれる要求記述法を用いて,ある通信キャリアの8種類の携帯電話サービスのサービスシナリオを記述した.次に,複数のサービスを組み合わせた際に,単独サービス時には現れなかったシナリオを洗い出した.これらのシナリオに基づき,実際の携帯電話サービスに加入,実証実験を行った.その結果,24種類のサービス競合が検出され,そのうち13種類がマニュアルに記載されていない新たなサービス競合であることがわかった.この成果をまとめ,国内論文誌および海外論文誌で発表した. 2.ホームネットワークにおけるサービス競合検出法の評価,解消法の考察 平成16年度の成果であるホームネットワークシステムにおけるサービス競合検出法について,サービス競合国際会議(ICFIO5)で発表を行い,最優秀論文賞を受賞した.また,この手法を評価するべく,実際の家電を用いたホームネットワーク環境の設計・実装を行った.また,ホームネットワーク,および,サービスを厳密に記述するための記述言語を開発し,サービス誤りを自動検出する手法の提案も行った.この成果は国際会議論文(APSECO5)として発表した.また,検出されたサービス競合を綿密に解消するために,競合コンテキストに基づく分類手法を提案した。さらに,各分類について,ユーザ問い合わせ,5種類の優先度,サービスロックといった具体的な競合解消スキームの開発を行った.この成果は,国内研究会で発表している.
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