機能オントロジーに基づく設計知識マネージメントの枠組みと展開
Project/Area Number |
15700131
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Intelligent informatics
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
來村 徳信 (来村 徳信) 大阪大学, 産業科学研究所, 助教授 (20252710)
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Project Period (FY) |
2003 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | 知識工学 / 知識モデリング / 工学設計 / 知識共有 / ナレッジマネージメント / オントロジー |
Research Abstract |
人工物の概念設計においては機能がどのような効果を持ちどのような部分機能で達成できるかを表す機能的な知識が重要である.本研究ではそのような知識を計算機上に記述する枠組みを構築しその記述とそれに基づいた設計を支援するシステムを開発することを目標とした.本年度では,機能を達成する仕方(機能達成方式)が持つ特性を記述する枠組みと,方式知識の利用について考察し,システムとしてまとめた. (1)方式の属性関係に関する考察:機能達成方式知識を生産現場で実用するためには,達成方式の持つ様々な属性(精度やコストなど)を扱える必要がある.方式の属性は全体機能の属性と部分機能の属性を結ぶ関係式において,定数や係数の役割を果たす.そのような知識の内容について考察し,記述するための記述様式を策定した. (2)補助機能に関する知識の一般化:昨年度までに明らかにした補助機能の設計意図を明確にした設計知識を,利用するためにはある程度の一般化を行っておくことが有意義である.知識の有用性を失わずに適用範囲を広げるために,一般化すべき項目について考察した. (3)補助機能に関する知識の知識提供に関する考察:前項で考察した一般的補助機能知識に基づいて,実際の設計行為の中のどのようなフェイズにおいて,どのような知識提供が有効であるかを考察し,その方法を設計した. (4)システムプロトタイプの実装:これまでに行ってきた研究をまとめ,機能的設計知識の記述・利用環境のプロトタイプを実装した.これまで開発してきたプロトタイプシステムを拡張することで実装した.特性間の関係を記述しそれらをたどることで,設計を進めることができる.
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Report
(3 results)
Research Products
(6 results)