パーソナル画像通信のための輪郭領域画像処理システムの構築
Project/Area Number |
15700148
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Perception information processing/Intelligent robotics
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Research Institution | Osaka University (2004) Tokyo University of Agriculture and Technology (2003) |
Principal Investigator |
中静 真 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 助教授 (10251787)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 画像処理 / ウェーブレット解析 / 多重スケール解析 / エッジ検出 / 画像強調 / 画像編集 / 関数展開 / ユーザーインターフェース / ウェーブレット変換 / 画像輪郭表現 / 画像復元 |
Research Abstract |
本研究では,対話的な画像編集,画像加工を目的として,ウェーブレット変換による画像輪郭抽出を用い,輪郭情報をユーザーに提示することで,対話的に画像処理を行うシステムの構築を行った.本課題で得られた成果は下記の2つである. (1)ウェーブレット基底に基づく画像輪郭表現 画像輪郭に基づく画像処理のために,画像を平滑化成分と輝度不連続を記述する高周波成分へ分離し,それぞれを画像輪郭座標と付加情報で表す画像表現を構築した.高周波成分に関しては平滑化関数の1階導関数と一致するウェーブレット基底の線形和により合成し,平滑化成分は輪郭上での平均輝度と輝度差から記述する方法を提案した.画像再構成では,高周波成分を輪郭上で定義されたウェーブレット基底の線形和から合成する.平滑化画像の復元では,画像平坦部に対してペナルティ関数を定義し,これを最小化することにより輪郭近傍以外の輝度値を補間する方法を用いた.以上の画像輪郭表現は,従来の画像輪郭表現よりも少ない計算量で画像を再構成できることを示し,本研究が目的とする対話的な画像編集へ応用できることを示した. (2)画像輸郭表現に基づく画像編集システム 人間の視覚認識に適合する画像輪郭を提示し,これを操作することで画像内容編集を行うことができるシステムを構築した。ユーザーは画像輪郭を示す線画に対する編集のみで,濃淡自然画像の内容を編集することが可能である.このシステムのために必要なユーザーインターフェースを検討し,パーソナルコンピュータ上へ実装を行った.構築したシステムによる画像編集実験を行い,提案したシステムを用いることで,ユーザーが少ない手間で容易に複雑な画像内容編集を実現できることを確認した.
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)