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ファゴサイトーシス時に働くシグナルカスケードのリアルタイム解析

Research Project

Project/Area Number 15700287
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Neurochemistry/Neuropharmacology
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

上山 健彦  神戸大, 助手 (80346254)

Project Period (FY) 2003 – 2004
Project Status Completed (Fiscal Year 2004)
Budget Amount *help
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2003: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Keywordsファゴサイトーシス / 活性酸素 / Protein kinase C / Diacylglycerol kinase / Fcγ receptor / microglia / 食胞
Research Abstract

Fcγ receptorを介したファゴサイトーシス時におけるシグナルカスケードの解明を、PKC分子種、Diacylglycerol kinase (DGK)分子種にGFPを標織しmicrogliaに発現させ、IgGで標識したビーズを貪食させ、共焦点コンフォーカル顕微鏡下でリアルタイム観察することにより行った。
1,PKC分子種の中でβIPKCとεPKCのみが、食胞膜に限局して一時的に集積すること、この2種の集積様式が異なっていることをつきとめた。さらに、βIPKCの集積機序の詳細な解明に努め、βIPKCは食胞膜で限局的に産生されるdiacylglycerolとオシレーションを伴う細胞内のカルシウムの上昇により、オシレーションを伴って食胞膜に限局的に集積することがわかった。
2,βIPKCのファゴサイトーシス時における機能を解明するため、カルシウム依存性PKCの選択的阻害剤を用いて、Fcγ receptor刺激時の活性酸素産生を測定した。活性酸素の産生を(1)細胞外への活性酸素産生、(2)食胞内への活性酸素産生に分けて考えると、(1)はβIPKCに完全に依存したが、(2)は部分的に依存していた。
3,さらにPKCの機能を調節していると考えられるDGKのなかでカルシウム依存性のある分子種に注目したところ、DGKβのみがファゴサイトーシス時に集積した。活性酸素の産生は、DGK選択的阻害剤で処置すると、特に細胞外への活性酸素産生が著名に増加した。さらにこの阻害剤処置時のβIPKCの集積は著名に増強した。以上のことから、Fcγ receptorを介したファゴサイトーシスにおいて、細胞外への活性酸素の産生は、βIPKCにより制御されており、その調節をDGKβが行っていることがわかった。
4,さらにβIPKCの基質であるp47^<phox>も食胞膜に限局的に集積することをつきとめた。以上のことから、Fcγ receptorを介したファゴサイトーシス時における活性酸素の産生は、食胞で限局するように厳密に制御されていることが推測された。そこで電子顕微鏡を用いてFcγ receptorを介したファゴサイトーシス時における活性酸素の産生部位を検索したところ、食胞に限局していた。
以上の成果は、現在投稿中である。

Report

(1 results)
  • 2003 Annual Research Report

URL: 

Published: 2003-04-01   Modified: 2016-04-21  

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