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抗体遺伝子を用いた神経回路形成過程のリアルタイム解析

Research Project

Project/Area Number 15700297
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Neurochemistry/Neuropharmacology
Research InstitutionThe Institute of Physical and Chemical Research

Principal Investigator

樺山 博之  独立行政法人理化学研究所, 発生神経生物研究チーム, 研究員 (10332339)

Project Period (FY) 2003 – 2005
Project Status Completed (Fiscal Year 2005)
Budget Amount *help
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Keywords抗体遺伝子 / エンドサイトーシス / 神経突起伸長 / 成長円錐 / シナプトタグミン
Research Abstract

平成17年度はシナプトタグミンに対する抗体遺伝子をマウス背根神経節ニューロンの成長円錐に発現させ、胎生期の成長円錐小胞に局在するシナプトタグミンの詳細な機能解析を行った。その結果、抗体遺伝子を発現した成長円錐では脱分極刺激依存的なフィロポディアの増大が著しく抑制される事が分かった。しかし、変異型抗体遺伝子を発現する成長円錐ではこの抑制効果は観察されなかった。これは成長円錐に局在するシナプトタグミンが脱分極刺激依存的なフィロポディアの増大を制御していることを示している。現在本研究結果を誌上発表する準備を進めている。
また、平成17年度はカルシウム上昇による神経突起伸長の制御メカニズムについても解析を行い、以下の結果を得た。カルシウムストアからのカルシウム放出、あるいは細胞外からのカルシウム流入による細胞内カルシウム上昇は成長円錐細胞膜からのエンドサイトーシスを増強した。このエンドサイトーシスは成長円錐細胞膜に局在し、神経突起伸長を正に制御するシンタキシンの抑制によっても観察された。さらに、シンタキシンの過剰発現により、カルシウム依存的なエンドサイトーシスと神経突起伸長の抑制が解除されることも明かとなった。神経突起伸長には骨格系タンパク質の制御が重要である事は以前から様々な研究から知られていたが、今回の発見はカルシウムが骨格系タンパク質だけでなく、膜動態も制御することによって突起伸長を制御する事を示しており、神経軸索ガイダンスや神経回路形成の研究に重要なインパクトを持つと考えられる。現在、本研究結果の誌上発表の準備中である。

Report

(3 results)
  • 2005 Annual Research Report
  • 2004 Annual Research Report
  • 2003 Annual Research Report

URL: 

Published: 2003-04-01   Modified: 2016-04-21  

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