マグネシウムフェライト粉末の交流磁場加温による癌焼灼システムの開発
Project/Area Number |
15700351
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Medical systems
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
前原 常弘 愛媛大学, 理学部, 助手 (40274302)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2003: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | マグネシウムフェライト / 高周波 / 磁場 / 癌 / 焼灼 / Mgフェライト / 交流磁場 / 焼灼療法 / 空芯コイル / 平面コイル / カルボキシメチルセルロースナトリウム |
Research Abstract |
体内腫瘍部にフェライトを挿入し、外部からの高周波磁場印加により、フェライトを発熱させ、腫瘍を焼灼する治療法の研究開発である。主にアプリケーションコイルの開発と高効率な整合器の開発に取り組んだ。 前者は治療部位や治療方法に応じたコイルの開発を目的としており、平面型コイルを開発した。これは開腹手術中での治療を可能とする渦巻き型平面コイルを試作し、その実用性について明らかにした。深部への治療は困難であるが、3cmm程度の深さであれば治療対象となり得る。また、ミニ豚用コイルとして、楕円形断面(30cm×20cm)のコイルを開発し、その性能を評価した。 後者については整合回路の変更(可変コイル->可変コンデンサ)により、高効率化を実現。4kA/mの磁場強度を得るために従来品(19cm×16cm)では、2kW必要であったのに対し、新開発品(30cm×20cm)では、2,3kW必要となった。すなわち、断面積の倍化に対し、15%の電力増加に留まっている。これらのコイル及び整合器を使用して、肉片を使った実験を開始した。4分で、65℃までの温度上昇を示し、断面では注入したフェライト(φ1.8mm×1mm)の周りが1.5cm×0.5cmにわたって変色していた。 これらのことから、人体への応用が本質的に可能であることを明らかにした。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)