幼児の園での遊びにおける運動経験の性差と運動能力との関係
Project/Area Number |
15700400
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Physical education
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Research Institution | Fukuoka University of Education |
Principal Investigator |
吉田 伊津美 福岡教育大学, 教育学部, 助教授 (30335955)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2003: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 幼児 / 運動能力 / 性差 / 遊び / 運動経験 |
Research Abstract |
本研究の目的は、運動経験(遊びの内容)に男女による違いはあるのかを確認すること、運動能力の性差を運動経験との関連で検討することの二つであった。 平成16年度は、前年度に行った幼児の運動能力検査と運動経験・遊びの調査等の各種データの集計・解析、相互に付き合わせての分析・検討を行った。特に行動観察におけるビデオテープを起こす作業には、膨大な手間と時間を要した。これらのデータをもとに得られた主な結果は以下の通りである。 園での自由遊び場面では、男児がより活発に遊び、女児は比較的静的な遊びをするという遊びの性差がみられた。また特に運動能力の高い男児において活動性が高いことが示された。さらに基本動作については男女児でほぼ同数の動きのバリエーションが見られたものの、男児は平衡系のダイナミックな動きの頻度が高いのに対し、女児は操作系の動きが多いという動きの性差が見られた。これらのことは、幼児の遊び方には性差があり、運動能力の性差は遊び(運動経験)の差異によることを支持する結果といえる。 一方、一般的に性差のみられるボール投げについては、関連する「投げる」という動作においては、全体的に見れば出現頻度に性差はみられなかったものの、運動能力の低い女児に限っては全くみられなかった。ボール遊びの上手下手の評価では、運動能力の上位群に性差はみられたものの下位群には認められなかったことから、遊び経験の量と動きをさらに個別に分析し、より詳細な検討を試みる必要があろう。 本研究の成果を、以下の学会発表と紀要にまとめた。 学会発表:幼児の遊びの性差と運動能力との関係 2004 日本体育学会第55回大会号 論文:園での遊びの性差と運動能力との関係 2005 福岡教育大学紀要 54-4 255-261
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)