間欠的な低酸素暴露による運動効率の改善に関する研究
Project/Area Number |
15700413
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Sports science
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
片山 敬章 名古屋大学, 総合保健体育科学センター, 講師 (40343214)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2003: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
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Keywords | 酸素摂取量 / 常圧低酸素 / 持久的派パフォーマンス / トレーニング / 持久的パフォーマンス / 赤血球濃度 |
Research Abstract |
間欠的低酸素暴露による最大下運動時の呼吸循環応答ならびに持久的パフォーマンスの変化を明らかにするために,以下の実験を実施した. 実験1)被験者を15名の持久的鍛練者とした(低酸素群8名,コントロール群7名).低酸素暴露:には簡易式低酸素テントを用い(酸素濃度:約12%)時間及び期間は3時間/日,2週間とした.間欠的低酸素暴露前後に最大及び最大下運動テスト,3,000mタイムトライアルを実施した.2週間の間欠的低酸素暴露後,最大運動テストにおける呼吸循環応答は両群共に変化が認められなかった.低酸素群では,最大下運動時に酸素摂取量及び心拍数の有意な低下が認められた.3000mランニングタイムは,低酸素群で向上傾向が認められたが統計的に有意な差は認められなかった.各個人の最大下運動時における酸素摂取量の変化と3000mランニングタイムの変化との関係を見るために,それぞれの変化値(Δ)を求め,単純相関にてそれぞれの関係を求めた.その結果,最大下運動時の酸素摂取量の変化と3000mランニングタイムとの間に有意な相関関係が見られた.これらの結果から,間欠的低酸素暴露による持久的パフォーマンス向上に運動時の酸素摂取量の低下が寄与することが示唆された. 実験2)被検者を13名の持久的鍛錬者とし,低酸素群6名,コントロール群7名とした.低酸素暴露の方法は実験1と同様とし,時間を3時間/日,期間を1週間とした.間欠的低酸素暴露前後に最大及び最大下運動テストを実施した.1週間の間欠的低酸素暴露後,最大及び最大下運動時における呼吸循環応答には両群共に変化が認められなかった.これらの結果から,3時間/日,1週間の間欠的低酸素暴露では運動時の呼吸循環応答に影響を及ぼさないことが明らかとなった.
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)