遠隔の特性を考慮した遠隔講義におけるインストラクショナル・デザインの研究
Project/Area Number |
15700526
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Educational technology
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Research Institution | Kyoto University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
村上 正行 京都外国語大学, マルチメディア教育研究センター, 講師 (30351258)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2004: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 遠隔教育 / 高等教育 / 講義アーカイブ / e-Learning / 授業研究 / システム評価 / 授業改善 / メディア活用 / 自動撮影 |
Research Abstract |
2つの実践を対象とし、研究を行った結果、以下のようなことが明らかとなった。 1.講義自動撮影システムを用いた講義アーカイブ実践における講師・受講生への影響 講義を撮影されることによる講師や受講生への影響,講義アーカイブを理解するために重要な情報,自動的に作成された講義アーカイブの有効性,の3点を明らかにすることを目的として,質問紙調査及びインタビュー調査を実施し,分析及び考察を行った。その結果,授業を撮影されることによって,当初講師や受講生には心理的な負担が若干かかるものの,経験によってその負担は減少していくことが分かった。また,講義アーカイブを見る際に受講生が重視しているのは,音声情報と教材情報であること,アーカイブ化される授業においては「教材への適切な指示」が非常に重要であることが示唆された。さらに,作成された講義アーカイブについては画質や音質の面では十分高い評価を得ることができ,FDに役に立つ可能性が大きいことが分かった。 2.遠隔ゼミにおける受講生のメディア活用について 平成15年度から京都大学教育学部学生と鳴門教育大学現職教員大学院生を結んで、ビデオチャット,テレビ会議,電子掲示板を通じて教育に関する問題について議論する京鳴バーチャル教育大学(KNV)実践を行い、評価研究を行った。遠隔ゼミにおけるメディアを活用した遠隔コミュニケーションの特性に関するインタビュー調査を行い、分析及び考察した結果、遠隔コミュニケーションの場合、普段のコミュニケーションよりも情報量が少ないため、重視しているモーダルを明確に意識すること、システムに対する評価の良し悪しに関わらず学生の主体的な学びに結びつけることができたことが明らかとなった。
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Report
(2 results)
Research Products
(10 results)