フローベール『ブヴァールとペキュシェ』草稿の解読と批評的読解
Project/Area Number |
15720064
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
ヨーロッパ語系文学
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Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
菅谷 憲興 立教大学, 文学部, 助教授 (50318680)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | フローベール / 19世紀小説 / 医学史 / 草稿 / データベース / 国際情報交換 / フランス / 国際研究者交流 / 文学史 / 文献学 |
Research Abstract |
本年度も11月初めに10日間程、科学研究費を用いてフランスへの調査旅行を行なった。おもにフランス国立図書館において19世紀医学に関する文献調査を行い、『ブヴァールとペキュシエ』執筆準備のためにフローベールが読んだ医学文献の書誌情報を確認した。またフランス滞在を利用して、フランス国立科学研究センター(CNRS)、近代テクスト・草稿研究所(ITEM)のメンバー達とも打ち合わせを行い、フローベール「読書ノート」のデータベース化の作業の進行状況と今後の進め方を検討した。この研究プロジェクトの最終的な成果は、2006年6月にスリジー・ラ・サルで開かれる国際フローベール・シンポジウムにおいて発表する予定である。 この2年間のまとまった研究成果としては、「フローベールと同時代の医学」という観点から『ブヴァールとペキュシェ』第3章の一節を分析した論文を、ルーアン大学フローベール・センター発行の雑誌『Revue Gustave Flaubert』に掲載し、そこにフローベールの読書ノート9ページの転写を付録として加えた。また、9月には日仏哲学会主催のシンポジウム「ミシェル・フーコーの現在」においてフローベールとフランス現代思想との関連について発表。なお、この発表の原稿は2005年8月末に刊行予定の『フランス哲学・思想研究』に掲載されることになっている。さらに、12月には東京大学先端科学技術研究センターで開催されたワークショップ「エミール・ゾラの自然主義と当時の科学文化」において、19世紀文学一般と医学の関わりに関する発表を行なった。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)