Project/Area Number |
15720100
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Japanese linguistics
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
白井 純 北海道大学, 大学院・文学研究科, 助手 (20312324)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2004: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 漢字字体 / 印刷 / 画像データベース / 落葉集 / 節用集 / 倭玉篇 / 活字 |
Research Abstract |
本研究は「夢梅本和玉篇」に代表される近世初期の漢字辞書「和玉篇」の漢字画像データをデータベース化することで漢字字体に関する各資料の位置づけを行おうとするもので、中世末期から近世初期にかけて成立した古辞書における漢字字体研究の一端を担うものである。 本年度の研究実績は以下のとおりである。 1.「夢梅本和玉篇」と密接に関係する「易林本節用集」の字体注記と本文掲出字体との関係について考察した結果を「易林本節用集と字体注記」(『国語国文研究』126号)にまとめた。 2.「落葉集」を中心として「節用集」「和玉篇」を含めた近世初期の印刷術の特徴について「中近世の印刷術」(『日本語学』9月臨時増刊号)にまとめた。 3.心蓮院版「古活字版和玉篇」(二種類)の活字印刷術の特徴について「古活字版「和玉篇」の漢字活字字体について」(日本語学会2004年度秋季大会)において研究発表を行った。 以上より、中世末期から近世初期にかけて成立した古辞書における漢字字体に印刷技法が与えた影響について考察し同分野の研究に寄与した。
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