Project/Area Number |
15720113
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
English linguistics
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Research Institution | Kobe City University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
三間 英樹 神戸市外大, 外国語学部, 助教授 (20316029)
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Project Period (FY) |
2003 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2004: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | 英語 / 接尾辞 / 強勢 / レキシコン / 硬口蓋音化 / 摩擦音化 / 素性階層理論 / 韻律理論 |
Research Abstract |
本研究の今年度の成果をまとめると、次の通りである:1.英語の接尾辞ごとの強勢パターンをある程度包括的に捉え、分類した。2.その結果をもとに、従来の理論的レキシコン研究における問題点を指摘した。3.上記2点の研究を傍証に、英語の接尾辞付加の際に観察される硬口蓋音化現象・摩擦音化現象を理論的に考察した。 1,2の結果により、接尾辞ごとに様々な態勢パターンがあること、さらには強勢付与のための韻脚構成の仕組みがそれぞれ微妙に異なることが明らかになり、それらを合理的に説明するためには、従来過度に一般化されてきた単純な二分法的「クラス分け」という分析方法では不十分であることを指摘した。この成果は研究発表欄の最初に記載されている論文において発表された。 3は1,2から派生した研究で、強勢パターンを正しく予測するためには、硬口蓋音化・摩擦音化を引き起こす一部の接尾辞の最初のiが心理的に存在していなければならないことがわかり、このことに着目すれば、当該現象が素性階層理論の中で合理的に分析されうることを指摘した。この成果は研究発表欄の二つ目に記載されている論文、及びトゥールーズ大学で行われた音韻論会議にて発表された。 1,2についてはさらに、この研究結果の母語話者における心理的実在性をさぐるため、関係分野の専門書(心理学・脳科学等)を多数あたることにより考察を深めた。また、同じ目的のため、母語話者に対する心理実験の適切な実験方法を現在考察中である。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)