日本語学習者の読解プロセスを測定するシステムの開発研究
Project/Area Number |
15720118
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Japanese language education
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Research Institution | Miyagi University of Education |
Principal Investigator |
高橋 亜紀子 宮城教育大学, 教育学部, 助教授 (10333767)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | 日本語教育 / 読解 / 読解指導 / 読解プロセス / コンピュータ / システム / 測定 |
Research Abstract |
教師には、現場で指導する学習者の読解プロセスを記述することによってその特徴をつかみ、指導に反映させていくことが必要である。しかし、この読解プロセスを調査するための従来の方法は、時間とコストがかかりすぎるため、簡単に把握する方法が求められてきた。これを「読解プロセスを測定するシステム」として実現するのが、本研究の目的である。 昨年度は、このシステムに載せる具体的なコンテンツの検討とプロセスを測定するための方法について検討を行い、試作版を作成した。 本年度の大きな研究実績は、昨年度の試作版を再検討し、Webサーバー上にシステムを実現させたことである。これにより、学習者や教師は、通常のWebブラウザからサーバーにアクセスして利用できるようになった。 具体的には、(1)インターネットを利用して読む際の学習者の読みの特徴や問題点についての調査、(2)(1)をもとに、学習者の読解をサポートする情報の検討(語彙、文型、談話、構造の4つの情報)、(3)テキスト本文と4ヶ国語によるサポート情報の作成(英語、韓国語、中国語、ベトナム語)、(4)(3)をもとにしたHTMLファイルの作成、(5)学習者の読解プロセスを記録するためのPHPスクリプトの作成、(6)(4)(5)をもとに構成されるWebアプリケーションの作成、(6)Web上にシステムを実現、(7)システムのデザインや見やすさ、使いやすさなどの検討、(8)結果データをcsv形式によりexcelやグラフで簡単に表示させる方法の検討、(8)学習者や教師によるデータの収集・分析までを行った。 この研究成果については、口頭及び誌上で発表した。口頭発表では、本システム開発についての関心が集まり、システムの完成が待たれるとの高い評価が得られた。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)