インドにおける子どもの生活世界のネットワーク構造と知の生産プロセス
Project/Area Number |
15730355
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Educaion
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Research Institution | Hyogo University of Teacher Education |
Principal Investigator |
武井 敦史 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 助教授 (30322209)
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Project Period (FY) |
2003 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | インド / ネットワーク / 就学 / 生活世界 / 情報メディア |
Research Abstract |
本研究はフィールド調査に基づき、子どもの生活世界における知の生産構造を、(1)社会的規範の伝達形態、(2)対人ネットワーク構造による社会的知識の獲得、(3)情報メディアの活用とその影響、(4)学校教育の機能の4視点から検証するものである。インド社会の知的生産における特質を子どもの生活の場に存在するネットワーク構造の観点から解明することで、インドの公教育が抱える課題を浮き彫りにすることが本研究の最終的なねらいである。平成17年度はa)調査の準備と実施、b)研究成果の発表に重点をおいて研究をすすめた。その概要は下記の通りである。 a)調査の準備と実施 昨年度までに関連領域の先行研究をもとに調査事項を洗練し予備調査を行ってきた。今年度はこれらの予備調査の検討をふまえて調査を継続した(11月)。主要な調査項目は下記の通りである。 ●インド農村地域の学校施設、教育状況、識字率、就学率等 ●インド農村地域におけるメディア普及状況とその活用方法 ●インドにおける、教育機会の多様化の様相と学校外の機会選択におけるネットワークの活用 しかしながら調査の時間的制約から一部の調査データに不十分な点を残しており、十全な検証を行うためには若干の追加調査が必要である。 b)研究成果の発表 昨年度までに開発してきた研究モデルの独創性に関し、本年5月マレーシアにおいて開催されたアジア比較教育学会(Asian Comparative Education Society)において発表した。また11月には本研究の理論モデルの日本への援用可能性についてインドにおいて開催された国際オープン・遠隔教育学会(International Council for Open and distance Education)において発表した。
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Report
(3 results)
Research Products
(2 results)