空気ギャップ構造導入によるマイクロ波平面回路の漏れ波損失低減に関する研究
Project/Area Number |
15760243
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Electron device/Electronic equipment
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
堀田 昌志 山口大学, 工学部, 助教授 (70229201)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,800,000 (Direct Cost: ¥3,800,000)
Fiscal Year 2004: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2003: ¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
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Keywords | CPW / CBCPW / 時間領城差分法 / 空気溝 / 誘電体シート / 基板加工 / ミリングマシン / 漏れ波 / コプラナ線路 / 空気ギャップ / ミリング装置 / 時間領域解析 |
Research Abstract |
代表的な平面型マイクロ波伝送線路の一つであるコプレナ線路(CPW)において,基板裏面に金属導体を裏打ち(金属で裏打ちされたコプレナ線路;CBCPW)する事により発生する漏れ波を基板形状の加工により抑制する方法について,時間領域差分(FDTD)法を用いた数値解析により詳細な検討を行った。その結果,CBCPWの基板裏面を削り空気溝を形成する,あるいは,基板裏面に2枚の誘電体シートを挿入する等の追加的形状加工で,大幅に漏れ損失を低減出来る事が明らかになった。また,CBCPWの誘電体基板の材料パラメータや厚みを変化させた場合についても同様の数値計算を実施し,漏れ波の低減を確認すると共に数値計算結果を系統的に整理した。これらの結果より,空気溝の形成位置や誘電体シートの挿入位置によって,漏れ波損失を最も低減出来る基板形状が存在する事が明らかになってきた。さらに,金属板を表面に貼り付けた誘電体基板を用いてミリングマシンによってCBCPWおよびその基板を加工した提案構造の試作を行い,従来形状のCBCPWと作製した提案形状の基板を有するCBCPWの漏れ波の周波数測定を行った。しかし,現有の測定装置では測定可能周波数の上限が低すぎるため,漏れ波低減の確認には至っていない。
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Report
(2 results)
Research Products
(11 results)