DPSK/OFDMシステムにおけるビット誤り率の簡易計算法
Project/Area Number |
15760260
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Communication/Network engineering
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
笹森 文仁 信州大学, 工学部, 助手 (70298090)
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Project Period (FY) |
2003 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2005: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | DPSK / OFDM / レイリーフェージング / 仲上-ライスフェージング / 検波後ダイバーシチ / 時間相関 / 周波数相関 / ブランチ相関 / 理論解析 / 検波後ダイバーシチ合成 / ビット誤り率 / フェージング |
Research Abstract |
DPSK/OFDMシステムにおけるビット誤り率は,伝送路特性を決定する多数のパラメータとシステム設計上の多数のパラメータが複雑に絡み合って決定される.本年度は,昨年度の結果の拡張(一般化)を目標に掲げて,検波後ダイバーシチを想定した際のビット誤り率をできるだけ簡易に算出できる近似式を導出した.具体的には以下のとおりである. 1.フェージング環境として,主に無線LANに代表される伝送路モデルである「仲上-ライスフェージング環境」に拡張し,さらに,ガードインターバルを超える遅延波が存在する環境においても理論解析を行った. 2.ダイバーシチ合成の際にも,より実環境に近い「ブランチ間の相関」が無視できない環境を想定して理論解析を行った. 上記の解析により,昨年度の結果を包含する一般化された近似式が得られ,しかも閉じた形の数式であることから,DPSK/OFDMシステムにおけるビット誤り率に関して様々な基本特性を瞬時かつ簡易に算出できる手法を確立できた.本手法は,例えばOFDMシンボル間干渉を許容するガードインターバル長の設計や,ブランチ間の時間的/周波数的/空間的距離の設計等に有効な手段であるといえる.また,常に良好なビット誤り率が得られるように伝送路状態に応じて変復調方式を自動で切り替える「ソフトウェア無線」への応用も期待できる.
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Report
(3 results)
Research Products
(4 results)