著作権保護のための計算機ホログラフィにおける電子透かしの新しい研究
Project/Area Number |
15760278
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Communication/Network engineering
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
田中 賢一 明治大学, 理工学部, 講師 (80284587)
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Project Period (FY) |
2003 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2005: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2004: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2003: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | 計算機ホログラム / 電子透かし / 情報セキュリティ / ディザ法 / 誤差拡散法 / 偽造防止 |
Research Abstract |
本研究では,電子透かしに対する計算機ホログラムの埋め込みの可能性について検討を行った. まず,誤差拡散法による計算機ホログラムの埋め込みについての可能性については,デトア位相型による計算機ホログラムの場合と比較して,幾何学的な攻撃に対しては,拡大縮小以外の攻撃について同等以上の攻撃耐性を有することと,ホログラムを用いる場合の特徴を大きく損なうことはないことが示された. 次に,2値画像に対する情報の埋め込みとして計算機ホログラムを埋めこむ方法について検討を行った.計算機ホログラムにおける1ドットを2値画像における4ドット×4ドットの領域に見立てて,その白黒に応じてディザ行列を選択し,濃淡画像を2値化する方法を考案した.この方法によれば,その2値画像をホログラムとして縮写すれば著作権情報である秘匿情報が抽出できることが明らかとなった. また,上記手法に関して,電子透かしという観点から,StirMark攻撃ツールを用いて攻撃耐性を検討した.計算機ホログラムの性質上,テクスチャの形状がわかる範囲で幾何学的な攻撃に対しては有効であることがわかった.情報の一部切り取りの攻撃に対しては,ホログラムの性質と同様,秘密画像の抽出においては問題がないことがわかった.カードへの応用を鑑みて磨耗を考慮したフィルタリングについてはStirMark攻撃による平滑化フィルタリングに対しては有効であることがわかった.今後の課題として,メディアンフィルタやディストーション攻撃耐性の向上を行う必要があるとともに,実用化をにらんで偽造防止カードの試作を行いたい.
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Report
(3 results)
Research Products
(6 results)