ミリ波無線LAN基地局アレーアンテナ用広帯域素子アンテナに関する研究
Project/Area Number |
15760282
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Communication/Network engineering
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Research Institution | Kanazawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
野口 啓介 金沢工業大学, 工学部, 助教授 (10278103)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2003: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 無線通信 / 無線LAN / ミリ波 / アンテナ / 誘電体共振器 / 広帯域 |
Research Abstract |
ブロードバンドな無線通信を実現することをねらいとして,近年は無線システムで用いられる周波数帯は次第に高くなる傾向にあり,30GHz以上の高周波であるミリ波帯を用いる移動通信システムも提案されている.そのシステムの一つとしてミリ波無線LANがあり,アドホックネットワークにおける柔軟かつ広帯域な通信を実現するシステムとして期待されている.ここでは,ミリ波用素子アンテナとして誘電体共振器アンテナ(DRA)を取り上げ,以下のことを目的として研究を行った. 1.DRAのミリ波帯での放射特性の解明, 2.ミリ波LAN用素子アンテナとして用いるためのDRAの特性評価, 3.4素子DRAアレーアンテナの実現とその評価. これらの目的のうち,1については平成15年度に実施し,理論検討,数値解析によりDRA単体での放射特性について研究を行った.平成16年度では上記目的の2および3について検討した.2については1で行った数値解析をさらに進め,DRAと評価基板をモデル化し,その放射特性について解析を行った.また実際に30GHz帯のミリ波DRAと評価基板を試作し,インピーダンス特性の評価を行った.その結果,数値解析と試作実験での結果はほぼ一致したものの,DRAと評価基板との間の微小間隙や製作精度が特性に影響を及ぼし問題となることがわかった.3については4素子DRAのアレー化について検討を行い,評価基板の作成が困難なことからアレーアンテナの実現は至らなかったものの,アンテナモデルの構想までは完了した.
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)