凝結・硬化過程における高強度コンクリートの熱膨張特性の評価に関する研究
Project/Area Number |
15760333
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Civil engineering materials/Construction/Construction management
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
小澤 満津雄 岐阜大学, 工学部, 助手 (80313906)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2004: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2003: ¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
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Keywords | 凝結・硬化 / 複合則理論 / 熱膨張係数 / 熱膨張係数推定式 / 高靭性セメント複合材料 / 骨材岩種 / コンクリート |
Research Abstract |
若材齢コンクリートの熱膨張係数推定式の提案 若材齢コンクリートの熱膨張係数は凝結の始発付近から終結にかけ急激に変化し,終結以降はほぼ一定値に落ち着く傾向にあることが実験によりわかった。そこで、コンクリートを多層材料と考え、複合則理論による熱膨張係数の推定式を提案した。コンクリートの水和度を考慮し、積算温度で評価する。凝結時間(始発、終結)に相当する積算温度と始発、終結時の熱膨張係数を複合則理論で推定する。 (1)始発時の熱膨張係数α_i コンクリートをセメント、水、骨材(細骨材+粗骨材)の3層材料とし、複合則理論により熱膨張係数を推定する。 α_i=α_wV_w+α_sV_s+α_aV_a α_i:始発時熱膨張係数,α_w:水の熱膨張係数、α_s:セメントの熱膨張係数:α_a:骨材の熱膨張係数,V_w, V_s, V_a:水,セメント,骨材の容積率 (2)終結時の熱膨張係数α_f コンクリートをセメントペーストの骨材の2層材料とし、複合則理論により熱膨張係数を推定する。 α_f=α_<cem>V_<cem>+α_aV_a α_f:終結時熱膨張係数,α_<cem>: セメントの熱膨張係数,α_a:骨材の熱膨張係数,V_<cem>,V_a:セメントペースト,骨材の容積率 (3)凝結時間(始発,終結)に相当する積算温度の推定 コンクリートの水和度を考慮し、始発、終結時間相当の積算温度を推定する。 推定値と実験値を比較したところ、よくあうことが確認された。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)