リバースロジスティクスを考慮した都市圏物流交通の解析
Project/Area Number |
15760398
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
交通工学・国土計画
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Research Institution | Kyoto University (2004-2005) Hiroshima University (2003) |
Principal Investigator |
山田 忠史 京都大学, 工学研究科, 助教授 (80268317)
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Project Period (FY) |
2003 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2005: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 貨物車交通施策 / 配車配送計画 / 都市圏物流 / 静脈物流 / 輸配送計画 / 物流施策 / 環境負荷 / 配送計画 / 都市内交通 / 配送コスト |
Research Abstract |
本年度は、前年度に実施したリバースロジスティクスシステムの現状と今後の動向把握の結果を基にして、静脈物流の発生とサプライチェーンの形成との関係について、特にコストの観点から考究した。また、サプライチェーンの形成メカニズムに注目して、貨物輸送の発生メカニズムについて考察した。これらの分析の結果、地域レベルで廃家電をコンテナ輸送する場合、トラックに比べて鉄道および船舶では、コストが増大する可能性が示された。また、船舶で長距離輸送する場合には、コスト面でトラックよりも有利になる可能性があるが、メーカー側は、リサイクル施設の新設など、サプライチェーンを再構築する必要性のあることが示唆された。 次に、前年度までに構築した貨物車交通の配車配送行動モデルを用いて、都市圏道路網を検討対象として、貨物車交通施策の効果について検討した。その際、リバースロジスティクスシステムの形成に向けて有効な施策と考えられる、共同輸配送、所要時間情報を基にした配車配送計画の高度化(ITS施策)、(時間帯および特定地域への)流入規制、ロードプライシングに注目した。共同輸配送は、輸配送コストおよび総走行時間の面から有効であるが、配車配送計画の高度化の方が効率的であることが明らかとなった。流入規制は、総走行時間を抑制する一方で、輸配送コストを増大させる可能性のあることが示された。また、ロードプライシングについては、共同輸配送と組み合わせて実施することで、その有効性が高まることが示唆された。
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Report
(3 results)
Research Products
(5 results)