断層破壊伝播を考慮した強震動予測のための特性化震源モデルに関する研究
Project/Area Number |
15760423
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Building structures/materials
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
元木 健太郎 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 助手 (60334520)
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Project Period (FY) |
2003 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2005: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2004: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 震源モデル / 強震動予測 / 特性化震源モデル / 逆解析 / 遺伝的アルゴリズム / アスペリティモデル / 構造物被害 / 特性化震源 |
Research Abstract |
本研究は震源近傍の強震動を支配しているアスペリティを適切にかつ簡便に評価し、強震動予測で用いる特性化震源のモデル化することを目的とする。以上の目的を達成するために、本年度は以下の項目について検討を行った。 1)逆解析プログラムの改良 前年度作成した逆解析プログラムは計算時間に時間がかかるため、計算パフォーマンスを高めるために、プログラムの改良を行った。その結果、前年度ではできなかった複数のアスペリティを同時に逆解析することができるようになった。本プログラムはアスペリティに関係する情報全てを未知にしても算出することが可能であり、今後様々なモデル化が進んでも、それに対応できる柔軟なプログラムであり、短周期と長周期地震動を組み合わせたハイブリッド逆解析等、新たな可能性を示す物である。 また兵庫県南部地震で震源逆解析を行い、震源モデルを作成した。本研究によって算出したモデルが既往の研究で得られているモデルと調和的であり、本研究での手法により、簡単に特性化震源モデルが算出できることを示した。 2)余震観測 この計算では、主に1秒以上のやや長周期成分が対象となるが、地震工学的観点から、1秒以下の短周期成分も重要であり強震動評価を行うため、余震観測を2005年福岡県西方沖地震の被害地域で行った。兵庫県南部地震以降、強震観測が急速に進んできたとはいえ、面的に強震動を捉えられるほどではなく、サイスミックマイクロゾーニングのためには面的に補完するデータが必要となってくる。ここでは補完のために余震観測と微動観測を行った。その結果、地下構造の急変によって地震動増幅特性が極めて大きくなったこと、それが被害分布に対応していることを実証的に明らかにした。
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Report
(3 results)
Research Products
(11 results)