Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2003: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
|
Research Abstract |
北海道礼文島・船泊遺跡出土の縄文後期人骨15体(約3500〜3800年前)、および北海道伊達市・有珠モシリ遺跡出土の縄文晩期〜続縄文期人骨24体(約2000〜2500年前)の歯を試料としてDNAを抽出し、ミトコンドリアDNA(mtDNA)解析により船泊遺跡と有珠モシリ遺跡出土人骨の系統を可能な限り詳細に明らかにすることを目的として研究を進めた。 すべての試料についてcontrol regionのNo.16209-16402およびcoding regionのNo.10382-10465の塩基配列をダイレクトシークエンス法により決定した。さらに、試料に応じてNo.128-257,15999-16141,16121-16238の塩基配列をダイレクトシークエンス法により、CO II/tRNA^<Lys> intergenic regionの9塩基多型およびcoding regionのSNPs(3010,4386,4833,5178,5417,6455,8200,13183)をamplified product-length polymorphism(APLP)法で検査した。得られた結果をもとに、現代人のデータベースを用いて船泊および有珠モシリ縄文人のmtDNAをhaplogroupに分類した。 その結果、船泊および有珠モシリ縄文人はN9b,D4,M7a,G1の4つのhaplogroupに分類され、さらにこれら2集団は共にhaplogroup N9bの割合が非常に高い特徴的な頻度分布を示した。本研究により、北海道先史時代人はmtDNAのhaplogroupの種類およびその出現頻度が非常に特徴的な集団であり、かつ縄文時代後期から続縄文期にかけての約1000年もの間遺伝的に保守的であった可能性が示された。
|