ミジンコ付属肢の形態多様性と形態形成遺伝子群の発現制御機構の分子進化
Project/Area Number |
15780217
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Applied molecular and cellular biology
|
Research Institution | Tokyo University of Pharmacy and Life Science |
Principal Investigator |
志賀 靖弘 東京薬科大学, 生命科学部, 助手 (00277253)
|
Project Period (FY) |
2003 – 2004
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
|
Budget Amount *help |
¥3,800,000 (Direct Cost: ¥3,800,000)
Fiscal Year 2004: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2003: ¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
|
Keywords | ミジンコ / 付属肢 / Hox遺伝子群 / distal-less / 形態多様性 / 分子進化 / 甲殻類 / 形態形成遺伝子 / Distal-less / 発現制御 / Hox遺伝子 / Homeotic gene |
Research Abstract |
(1)ミジンコdllの発現に及ぼす各Hoxタンパク質の機能の解析 ゲルシフトアッセイに用いる組み替えHoxタンパク質の発現ベクターを構築し、その内一部に関しては発現の最適条件を検討した。またHoxタンパク質のコファクターである、EXDおよびHTHタンパク質に対する特異抗体を作製し、その発現領域/細胞内局在を明らかにした。 (2)ミジンコdllの発現制御機構に関与する遺伝子群の単離と、その発現領域の解析 ミジンコのTGF-betaタンパク質のシグナル伝達に関与することが予想されるsax, tkv, babo, puntの4種類の受容体のcDNAを単離し、その内puntに関してはmRNAの発現領域を明らかにした。またWGシグナルの伝達に関与することが予想されるfzおよびfz2、さらにはArmのcDNAを単離し、そのmRNAの発現領域を明らかにした。また特異抗体を作製することによって、これらのタンパク質の発現領域/細胞内局在を明らかにした。 (3)鰓脚目甲殻類のdll遺伝子の単離 鰓脚目甲殻類の胸脚の形態の基本構造は似通っていることから、dllの発現に必要なエンハンサー領域は進化的に保存されている可能性が高いと考えられた。塩基配列を種間で比較し、これらの領域を予想するために、ミジンコと近縁種であるタマミジンコとブラインシュリンプのdll遺伝子の単離を試み、タマミジンコからはdll cDNA、ブラインシュリンプからはcDNAおよび染色体DNAクローンを単離した。
|
Report
(2 results)
Research Products
(2 results)