消化器がんにおける宿主DNAメチル化と環境要因に関する研究
Project/Area Number |
15790287
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Hygiene
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
郡山 千早 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教授 (30274814)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | DNAメチル化 / 環境 / 生活習慣 / ウイルス / 疫学 / 生活環境 |
Research Abstract |
本研究では、胃がんの症例を対象として、Epstein-Barr(EB)ウイルス感染と宿主のその他の環境要因(生活習慣・職業曝露歴)の相互作用が、細胞周期制御遺伝子の一つであるp16とホメオボックス遺伝子の一つであるCdx2の宿主DNAメチル化にどのように影響しているかについて検討を行った。 パラフィン包埋病理標本を用いて免疫組織化学染色法により109例の胃癌症例についてp16蛋白の発現欠損と生活習慣などの宿主の環境要因、EBウイルス感染との相互作用について解析を行った。また、その中の95例についてはさらにCdx2の発現との関連およびEBウイルス感染との相互作用について解析した。質問票を用いて喫煙・飲酒歴、塩分や食品の摂取頻度、嗜好品、木屑・鉄くずなどへの曝露歴などについて調査を行い、解析に用いた。 p16およびCdx2の発現はEBERの有無と有意に関連しており、EBER陽性胃がんでは、顕著にこれらの蛋白の発現が欠損していた(いずれもP<0.001)。一方、生活習慣(喫煙、食塩・果物・野菜などの摂取頻度、調理方法など)、職業性曝露の有無、性、年齢とp16蛋白の発現欠損との関連を検討してみたが、いずれの項目においても有意な関連は認められなかった。また、Cdx2については野菜の摂取頻度が多い者ほど発現率が高い傾向であった。また、EBER陰性胃がんでその傾向は顕著であるのに対し、EBER陽性例では有意差を認めなかった。その他の因子については有意な関連は認められなかった。Cdx2のメチル化と環境要因については最近、緑茶やアブラナ科の野菜の摂取量が少ないこととメチル化との関連が報告されている。本研究では残念ながら緑茶の摂取や野菜については詳しい内容まで調査を行っていないので、その結果について確認することはできなかった。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)