Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Research Abstract |
この研究ではMouse melanoma cell line B16を用いて、in vitroの実験において、Weel inhibitorによる細胞増殖抑制のメカニズムを検討し、さらに、マウスの腹腔内にB16細胞を注入し、in vivoにおいてもWeel inhibitorがそれらの増殖を抑制できるかを検討した。 In vitroではB16 mouse melanoma cell lineを0.4μMのWeel inhibitor(PD1660285以下PD285)にて処理後 1)Cell cycleの変化をFACscanにて, 2)CyclinB,α-Tubulin,核(PI)を蛍光顕微鏡で観察した。 In vivo,では8週齢、オスのB6 black mouseのマウスを用い、 1)PD285;0.4,0.8,2.0,4.0,8.0μM(/0.5ml),5day/week,4week, I.P体重の変化、腹腔内の状態を肉眼的に観察した 2)B16 cells 1x10^4(/0.5ml),I.P PD285 2.0μM(/0.5ml),翌日より、5days, I.P, 腹水をPBS10mlにて洗浄しながら回収、細胞数をカウントした(n=5)。 3)B16 cells 1x10^4(/0.5ml),0.5x 10^4.(/0.5ml), PD285 2.0μM(/0.5ml), 5day/week, I.P マウスの予後を検討した(n=5)。 これらの実験にてB16 mouse melanoma cellを用いたIn vitroの実験において、 Weel inhibitor(PD285)はunscheduledな細胞分裂を起こさせG1 arrestを起こさせている可能性が示唆された。また、B16 cellsを腹腔内に注入するというin vivo腹膜播種モデルにおいて、Weel inhibitor(PD285)は腹水中の細胞数を有意に抑制、その予後にも寄与した。今後の有用な抗腫瘍薬になる可能性が示唆された。
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