| Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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| Research Abstract |
多発性硬化症(MS)の病態形成機序,新規治療法の開発を目的として,C57BLマウスを用いてMyelin Oligodendrocyte Glycoprotein (MOG)感作による実験的アレルギー性脳脊髄炎(EAE)を作成した。本年度は,Vasoactive Intestinal Polypeptide (VIP)ファミリーであるPituitary Adenylate Cyclase (PACPA)の治療効果を検討した. PACAPは容量依存的に10EAEの臨床症状を軽減し、組織学的にも炎症細胞浸潤や脱髄病巣を有意に軽減させた. この治療効果の機序を探索する目的で、脳内の抗原提示細胞,炎症細胞であるミクログリアに対するPACAPの効果を検討した.PACAPは容量依存的にミクログリアの抗原提示関連遺伝子(Class II主要組織適合性抗原、副刺激因子B-7、接着因子)の発現を抑制した.同時にPACPAは炎症性メディエーターである腫瘍壊死因子、インターロイキン-1,6や一酸化窒素(NO)の産生を抑制した.さらに、PACAPはミクログリアによる抗原提示過程を修飾し、MOG反応性T細胞がMOGに反応して1型ヘルパーT細胞(Th1)に分化するのを抑制した. 以上より,MOG-EAEの発症にミクログリアが抗原提示細胞、炎症細胞として重要な役割を担っていること,ミクログリアのこれらの機能を修飾することにより,炎症性脱髄を治療できることが明らかになった.現在この系を用いて種々の薬剤の効果、機序の検討をはじめている.
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