Project/Area Number |
15790477
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Endocrinology
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Research Institution | University of Fukui (2004) 福井医科大学 (2003) |
Principal Investigator |
矢澤 隆志 福井大学, 医学部, 助手 (00334813)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2003: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | 間葉系幹細胞 / ライディッヒ細胞 / Ad4BP / SF-1 / cAMP / ステロイドホルモン |
Research Abstract |
骨髄間葉系幹細胞は、その幅広い多分化能に加え成人からも容易に採取できることから注目を集めている。私は、この幹細胞を生殖腺体細胞に分化させ、その分化機構解明と再生医療のモデルとすることを試みた。全身性に緑色蛍光蛋白質GFPを発現するラットの間葉系幹細胞を同系の幼若ラットの精巣に移植したところ、この細胞は生着して、3週間後には精巣のステロイド産生細胞であるライディッヒ細胞に分化した。さらに、ステロイドホルモン産生の律速酵素であるCYP11A1のプロモーターを使ったpromoter sorting法により、間葉系幹細胞の一部はin vitroで自発的にライディッヒ細胞様の細胞に分化することが分かった。この分化形質は、オーファン核内レセプターであるAd4BP/SF-1を安定導入し、cAMPを培養液に添加することによって、すべての細胞に浸透させることができた。この細胞は、ライディッヒ細胞と同様にテストステロンを産生していた。ES細胞を初めとするその他の細胞では、同処理でライディッヒ細胞様の細胞を作れなかったことから間葉系幹細胞は、生殖腺体細胞分化機構解明や再生医療の有用なモデルになると考えられる。そこで、この確立した系を用いて、Ad4BP/SF-1とcAMPによって分化前後に発現が誘導・抑制される遺伝子をDNAマイクロアレイによって同定し、ライディッヒ細胞の分化に重要であると考えられる候補遺伝子をピックアップした。
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Report
(2 results)
Research Products
(9 results)