未分化大細胞性リンパ腫細胞の増殖・細胞死に関与する因子の解析
Project/Area Number |
15790540
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Pediatrics
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
森 鉄也 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (50245544)
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Project Period (FY) |
2003 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
Fiscal Year 2005: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2004: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | ALCL / ALK / relapse / Ras / 未分化大細胞性リンパ腫 / 小児 / CD30 |
Research Abstract |
未分化大細胞性リンパ腫(anaplastic large cell lymphoma:以下ALCL)細胞の増殖・細胞死に関与する因子を明らかにし、その知見に基づき、小児ALCLに対する至適治療の確立を目標として検討を行っている。本年度の実績は以下である。(1)前年度に開始した国内の再発小児ALCL例の解析を終了し(対象例数を拡大)、再発時期が予後に関連すること、同種造血幹細胞移植が行われた例の予後は化学療法のみ・自家造血幹細胞移植例と比較し良好であることを報告した(Br J Haematol. 2006;132:594-7)。本研究の成果から、ALCLに対する同種造血幹細胞移植後にgraft versus lymphoma effectが生じる可能性、再発ALCLに対しては大量化学療法よりもvinblastineの長期投与など持続的な治療が効果的である可能性が考察された。(2)前述の対象集団でALCL細胞の免疫表現型と治療反応性、予後の関連の検証を試みた。ALKは85%の例に陽性であり転帰との関連は明らかでなかった。T-cell/null-cell表現型、CD3の発現の有無と治療反応性の関連の検討は解析に十分な標本が得られず困難であった。(3)成人ALCL例において、apoptosis阻害分子であるsurvivinのALCL細胞における発現と予後の関連を示す報告が存在する。小児ALCL例におけるsurvivin、および関連分子の発現頻度と、転帰との関連について解析を行っている。
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Report
(3 results)
Research Products
(3 results)