救急核医学におけるエコノミー症候群および肺塞栓症の新しい診断基準の試み
Project/Area Number |
15790688
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Radiation science
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
馬場 健吉 久留米大学, 医学部, 助手 (00289448)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 緊急核医学検査 / エコノミー症候群 / 肺塞栓症 / 深部静脈血栓症 / 肺血流シンチ / 下肢ベノグラフィー |
Research Abstract |
救急核医学検査を行うにあたり病院内の連絡網の整備を行った。救命救急センターや各病棟、外来との提携をはかり、休日や夜間でも担当の専門医が核医学検査を行えるような環境を作りき検査を行ってきた。検査に放射線科専門医が付き添い、肺塞栓症の診断や治療方針の決定も行った。検査で異常が見つかった場合は、専門の循環器医師への連絡も行い、治療に結びつけた。 航空会社や長距離バス会社にアンケートを行い、併せて肺塞栓症に関しての危険性を訴えた。肺塞栓症に関する世論の関心が高く、アンケートでも各会社が見直しを行っている状況であった。 様々な研究会や学会に参加して、同分野の研究者の意見を聞き、「第11回肺塞栓症研究会(平成16年11月)」にて研究成果を発表し、併せて、「Terapeutic Research」に投稿。平成17年5月に掲載予定である。エコノミー症候群および急性肺塞栓症に対する検査には造影CT検査と核医学検査があり、過去の報告では肺塞栓症に関しての診断能は核医学検査が優っている。これに対して、一般的にCT検査が多く普及している現状ではCTで十分であるとの風潮があるが、我々の研究では末梢瀰漫型の肺塞栓症はマルチスライスCTでも描出できないものがあり、研究会の発表や論文では24時間体制の肺塞栓症検査の重要性に関して説明をしてきた。この研究の成果をもとに、緊急核医学検査が重要であることを今後も訴えていきたい。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)