内頚動脈動脈瘤における3次元的構築解析と治療指針確定のための研究
Project/Area Number |
15790764
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Cerebral neurosurgery
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
柿澤 幸成 信州大学, 医学部附属病院, 助手 (50359733)
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Project Period (FY) |
2003 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2005: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2004: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2003: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
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Keywords | 内頸動脈瘤 / paraclinoid動脈瘤 / 血行動態解析 / 動脈瘤発生予測 / 3次元構造 / 内頸動脈 / 動脈瘤 / 堅さ / 血行力学 / 内径動脈 / 硬さ |
Research Abstract |
信州大学において回転DSAを利用できた内頸動脈瘤症例paraclinoid内頸動脈瘤38症例(39側動脈瘤)男性4例、女性34例を形態的にサイフォン部(C4)のカーブを持つ症例(A群)17例と、カーブのない症例(B群)22例に分け、動脈瘤の向き(内側型、外側型、上方型)との関連を調べた。その結果、A群では外側6/17例、上向き動脈瘤8/17例が内側向き3/17例に比べ多かったのに対し、B群では内側向きが19/22例と多く、外側、上向きがそれぞれ2、1例であった。内頸動脈の形態による動脈瘤の発生する方向の傾向を認めた,更に、コンピュータシミュレーションによる血流動態解析により、A/B群における血管壁に対する、Wall share stress, static pressure, dynamic pressureを測定したところ、特にdynamic pressureのかかる位置が動脈瘤発生部位と相関しており、さらにshare stressのかかる部位とも合致する部分に動脈瘤が発生していることがわかった。内頸動脈の動脈瘤発生は、海綿静脈洞内のC4部分における形態にかなり依存することがわかった。しかしながら、その動脈瘤発生部位予測に関しては、発生する可能性の部分は必ずしも1点ではなく、その中でもなぜその部位に動脈瘤が発生したのかを解析する必要があった。その結果を日本脳神経外科学会総会で発表し、論文を投稿中である。
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Report
(3 results)
Research Products
(3 results)