卵巣ステロイドホルモンによる子宮内膜間質細胞のケモカイン産生調節に関する研究
Project/Area Number |
15790897
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Obstetrics and gynecology
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Research Institution | Oita University (2004) 大分医科大学 (2003) |
Principal Investigator |
嶺 真一郎 大分大, 医学部, 助手 (00336273)
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Project Period (FY) |
2003 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2004: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2003: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
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Keywords | 卵巣ステロイドホルモン / サイトカイン / ケモカイン / 子宮内膜間質細胞 |
Research Abstract |
1.月経周期の様々なポイントにおけるケモカイン産生について、子宮内膜の凍結切片を作成した。 2.卵巣ステロイドホルモンおよびTh1/Th2サイトカインを中心に、種々の卵巣ステロイドホルモン、サイトカインが子宮内膜間質細胞のケモカイン産生に及ぼす効果について検討を行った。エストロゲン、プロゲステロン、IL-2、IL-13、TNF-βなどのサイトカインを培養系に添加し、各種ケモカイン濃度の変化をELISA法、western blot法により検討し、有意差を確認した。また、RT-PCRおよびnorthern blot法を用いて、各種ケモカインmRNAの変化については検討中である。 3.種々のケモカインが子宮内膜間質細胞の増殖・分化に及ぼす効果について検討を行っている。まず各種のCCおよびCXCレセプターの存在の有無をRT-PCR、northern blot法、免疫染色、flow cytometry、western blot法を用いて確認している。ケモカインのなかで、IL-8、MCP-1、RANTES、MIP-1αをまず培養系に添加し、H3-thymidineの取り込みを測定することにより、DNA合成の変化について検討を行っている。また、細胞数を測定し、増殖に対する効果について検討している。また、プロラクチン産生を子宮内膜間質細胞の分化の指標として測定し、その変化について検討する予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)