顎顔面形成における突起癒合と上皮間葉間での形質転換
Project/Area Number |
15791049
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Morphological basic dentistry
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Research Institution | The Nippon Dental University |
Principal Investigator |
添野 雄一 日本歯科大学, 歯学部, 助手 (70350139)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 二次口蓋 / 器官培養 / MEE細胞 / 細胞接着 / アポトーシス / 細胞運動 / 上皮間葉形質転換 / マウス |
Research Abstract |
二次口蓋の形態形成過程において、口蓋突起尖端に位置する上皮細胞(MEE細胞)は予定口腔上皮・予定鼻腔上皮とは異なる表現型を発現し、左右口蓋突起問での接着誘導に働く。左右側のMEE細胞同士が接着すると、MEE細胞間での再配列によって連続した上皮索が構築され、次いで、上皮索の分断化・消失のプログラムが起動して左右側間葉組織の合流へと導いていく。本研究課題では、上皮索の消失機構に関連してMEE細胞でのプログラム死の発現と問葉織への細胞移住と形質転換(epithelial-mesenchymal transformation, EMT)に着目して、マウス胎仔から採取した口蓋突起試料のTrowell法による器官培養を行なった。本年度で得られた結果として、MEE細胞のアポトーシスは上皮索形成直後から誘起され、アポトーシス細胞を貪食したMEE細胞は運動能を高めることと、カスパーゼインヒビターを添加した培養実験では上皮索の断裂とMEE細胞の消失が阻害されることを確かめた。さらに、MEE細胞を蛍光標識剤(DiI、CCFSE)で標識して共焦点視野下でin situ観察することにより、運動能を高めた細胞はE-カドヘリンの発現を低下し、間葉織に移住したMEE細胞は上皮マーカ(サイトケラチン)を失うことを証明した。microdissection法により胎仔二次口蓋組織と培養試料から分離したMEE細胞のmRNA発現量をリアルタイムPCRで調べた結果では、snail遺伝子がMEE細胞の形質転換に関与しており、snailに対するアンチセンス法による器官培養実験では、snailおよび相同性の高いslug遺伝子の発現抑制にともないMEE細胞は細胞接着を弱めて個々に分散するが、間葉織での運動能の低下をきたすことを確かめた。これらの実験成果は国際学会で発表し、その一部は既に論文発表している。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)