Research Project
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
前年度からの研究にてWebアニメーションを用いたデジタルコンテンツが教育上有効であることが確認できたため、本格的なコンテンツ作成を行いシステム化した。システムはFLASHとHTMLで構築し、撮影法の内容別の目次を作成し、目次のクリックによりその内容が表示されるようにした。目次は大項目として「放射線」「エックス線の発生」「物質との相互作用」「写真機材」「写真処理」「エックス線投影の原則」「歯科用エックス線装置」「歯科用フィルム」「口内法」「口外法」「パノラマエックス線撮影」「デジタルX線撮影」「造影検査法」「CT検査」「MR検査」「US検査」「索引」とした。また、大項目内には小項目を作成し、できるだけ細分化したコンテンツにしている。これは学生が苦手な範囲を手早く検索できるように工夫しているためである。また、メール機能を使って、学生がわからないところが気軽に質問できるページも作成している。これらのコンテンツをサーバーに入力し、講義・実習で使用し、自宅学習がきるようにインターネット上にも公開した。インターネットからの閲覧においてはブロードバンド回線からのアクセスであればほぼストレスなく各コンテンツの閲覧が可能であった。また、ナローバンドからの閲覧ではコンテンツ内の一部動画がネットのトラフィックによっては少し待たされる感じがあった。2005年12月現在で、日本語用コンテンツを40種類、英語用コンテンツを15種類作成している。作成したコンテンツは無料レンタルサーバでインターネット上に試験公開している。(http://radiology.nobody.jp)また、英語用コンテンツはアメリカ、ブラジル、台湾、タイで講義用にCD-Rを提供している。