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リアルタイムPCR法を用いた骨浸潤癌の術中迅速診断法に関する基礎研究

Research Project

Project/Area Number 15791166
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Surgical dentistry
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

中野 誠  岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (30335616)

Project Period (FY) 2003 – 2004
Project Status Completed (Fiscal Year 2003)
Budget Amount *help
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2003: ¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
KeywordsリアルタイムPCR / 迅速病理診断 / 骨浸潤癌
Research Abstract

癌の外科的手術では病変の肉眼的辺縁から経験的安全域を設定し切除する。従来、病変切除断端部における癌細胞残存の有無を確認する目的で軟組織については凍結切片による術中迅速病理診断が行われてきた。しかし、骨浸潤を認める癌では骨組織が切除断端となっているのにも関わらず、現状では経験的な安全域での切除が行われるのみで、癌細胞の有無確認は不可能である。
それは硬組織を含む試料では長時間を要する脱灰操作なくしてはミクロトームの刃が立たないため、軟組織と同様の診断法を適応できない事による。癌の浸潤様式は個々様々であるため、現実的には必要以上に広範囲の切除が行われているケースや、取り残しにより再発を認めるケースがある。
近年、Polymerase Chain Reaction (PCR)法の普及により、1細胞レベルの微量な核酸を増幅し検出することが可能となり、癌細胞で特異的に発現している遺伝子のmRNAをPCR法を用いて増幅することが可能になった。更にリアルタイムPCR法の開発により迅速性、定量性が向上してきたため、同手法を利用した骨浸潤癌切除断端部における術中迅速診断に関する研究を計画した。
本年度はまず(1)担癌マウスの作成と(2)脱灰標本切片によるIn-situ hybridizationによる癌細胞の局在部位同定をする予定としていた。
担癌マウスを作成した後にマウス脛骨・大腿骨において規格化された脱灰切片標本を作る必要があった。また、H-E標本とIn-situ hybridization標本の作製を行い状態の良い標本を作るためには新鮮な試料から安定して迅速に作製することが必要であると考えた。そこで本研究では手始めに担癌マウス作成後の試料作製に当り手技の安定化を図るため実験器具の作製を行った。本実験器具の作製はフルヤ工業(株)に依頼して行った。設計・試作まで行った段階の平成15年6月中旬に一身上の都合が生じ、研究継続が困難な状況となったため本研究を中止することとなった。平成15年6月末日付にて当研究施設を辞職することとなったため、今後行う必要があった試作実験器具の評価は、予定していた担癌マウスの作成が未実施であるため未だ出来ない状態で本研究を中断した。

Report

(1 results)
  • 2003 Annual Research Report

URL: 

Published: 2003-04-01   Modified: 2016-04-21  

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