Project/Area Number |
15791337
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Community health/Gerontological nurisng
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
武藤 紀子 千葉大学, 看護学部, 助手 (60334182)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2004: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2003: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 住民参加 / 保健計画 / 健康日本21 / 計画策定 / 住民と行政との協働 / 保健師の役割 / 協働 |
Research Abstract |
住民参加による保健計画策定プロセスと成果の内容を調査し、その関連を検討した結果、以下の結論を得た。 住民参加による保健計画策定を推進する方法は、【住民参加を得る理由や意図を明確化する】、【参加を得る目的に沿って住民を選定する】、【参加を得る住民に対し目的や期待する役割を具体的に説明する】、【参加を得た住民への必要な支援を行う】、【住民と行政双方にとっての利点を認識する】、【行政側職員の住民参加に関する合意を形成する】の6つと示唆された。 【住民参加を得る理由や意図を明確化する】の理由や意図の内容は、(1)住民参加により健康問題の解決手段を実現可能にし効果を高める、(2)課題の明確化や具体策検討のため必要な情報を住民から把握する、(3)住民の意見としての活動方針を得る、(4)計画を推進する協力者を育成する、(5)計画策定プロセスを通じて参加する住民自身の利益を図る、が確認された。さらに、(1)の具体的内容は、「継続的な活動を可能にする」「住民の生活エリアでの活動を可能にする」「生活者である住民が持つ情報を活用する」「住民同士の『仲間』の力を活用する」があった。また、(2)を行う前提として、日常業務で捉えている実態やニーズを基に、計画により達成すべき課題やあるべき姿の見通しを描いていることが基盤になると示唆された。 【参加を得た住民への必要な支援を行う】の内容は、a住民一人ひとりの感想や意見の把握、b話し合いの場における住民の発言を引き出す声かけ、c必要な情報提供や教育研修の実施、d安心して住民が活動できるような細やかな準備作業と体制整備、が確認された。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)