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トリプターゼ・PAR-2経路によるアナフィラキシー発症機構の解明

Research Project

Project/Area Number 15H06152
Research Category

Grant-in-Aid for Research Activity Start-up

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Veterinary medical science
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

前田 真吾  東京大学, 農学生命科学研究科, 助教 (80755546)

Project Period (FY) 2015-08-28 – 2016-03-31
Project Status Completed (Fiscal Year 2015)
Budget Amount *help
¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Keywordsアナフィラキシー / プロテアーゼ
Outline of Annual Research Achievements

アナフィラキシーは即時型アレルギーによって引き起こされる全身性の反応である。即時型アレルギーはアレルゲンとIgE が結合することで肥満細胞が活性化し、炎症誘発物質を大量放出することで引き起こされる。肥満細胞が産生する炎症誘発物質のうち、ヒスタミンやPlatelet-activating factor (PAF)に焦点を当てた研究がこれまで盛んに行われてきたが、肥満細胞が最も多く産生する蛋白であるトリプターゼに着目した研究はほとんどなされていない。そこで本研究は、肥満細胞トリプターゼ・PAR-2シグナルがアナフィラキシー症状に与える影響を検討することを目的とした。
肥満細胞の脱顆粒を誘導するコンパウンド48/80を野生型マウスに静脈内投与することでアナフィラキシーモデルを作製した。このモデルマウスにPAR-2アンタゴニストまたはトリプターゼ阻害剤を前投与すると、体温低下やヘマトクリット上昇といったアナフィラキシー症状が有意に抑制された。血清中ヒスタミン濃度はアナフィラキシー誘導後に顕著に増加したが、PAR-2アンタゴニストやトリプターゼ阻害剤はヒスタミン濃度に影響を与えなかった。以上のことから、トリプターゼ・PAR-2経路の阻害は、ヒスタミン非依存的にアナフィラキシーを抑制することがわかった。
今後は、PAR-2遺伝子欠損マウスを用いた解析を進め、学会発表および論文投稿により発信する予定である。PAR-2遺伝子欠損マウスは現在繁殖中である。

Research Progress Status

27年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

27年度が最終年度であるため、記入しない。

Report

(1 results)
  • 2015 Annual Research Report

URL: 

Published: 2015-08-26   Modified: 2017-01-06  

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