精神疾患を有する人の回復に寄与するプログラムにおける協働援助様式の明確化
Project/Area Number |
15H06529
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Gerontological nursing
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Research Institution | Yamagata Prefectural University of Health Science |
Principal Investigator |
安保 寛明 山形県立保健医療大学, 保健医療学部, 准教授 (00347189)
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Project Period (FY) |
2015-08-28 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2015: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 精神保健 / リカバリー / 協働性 / 精神看護 / WRAP / 質的研究 / 精神保健福祉 / コンコーダンス |
Outline of Annual Research Achievements |
精神疾患を有する人の回復に寄与する援助としてWRAP(元気回復行動プラン)クラスとIMRを例にとり、これらの経験をもつ看護師および精神疾患による治療経験を有する人(当事者)へのインタビュー調査とフィールドワークをおこなった。また、専門的知見の獲得のために関連学術集会へ参加した。 1)インタビュー調査では、看護師と当事者あわせて10名に対して12件のインタビューを行った。協働性の例として、正しさの探索ではなく方向性の探索を行う事、感謝などの前向きな気持ちを通じて人とつながること、などが語られた。これらの点を踏まえ、学士課程での精神看護学教育に試行的に導入した。 2)フィールドワークでは、WRAPを学びあう集まり(WRAPクラス)に研究者が参加し、フィールドノートを作成するとともに、ファシリテーターと参加者から感想を得ることで分析を行った。安心して参加できる場をつくるための合意形成に時間をかけている点、自分の表現(ことば)を自分に限定的な表現であると認識しながら話している点など、パターナリスティックな集団療法との違いがあることが示唆された。治療方略への順守に重きを置くコンプライアンス・アドヒアランス型の援助とは異なり、理念や価値観を共有した上で合意形成を図る点でコンコーダンス(調和)を重視した援助過程が存在すると言えそうである。(この点は、平成28年度以降の研究に引き継ぐこととする) 3)専門的知見の獲得のために、日本精神障害者リハビリテーション学会(高知、12月)の学術集会に参加し、研究に関連する専門的知見を獲得した。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)