Project/Area Number |
15J01518
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Condensed matter physics I
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
秦 徳郎 大阪大学, 理学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2015-04-24 – 2018-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2017: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2016: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 量子ドットにおける近藤効果 / 超伝導接合 / 電流ゆらぎ測定 / 近藤効果 / ショット雑音 / メゾスコピック系 / 量子多体現象 / 電流ゆらぎ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、量子ドットにおける多彩な近藤効果の全貌を解明することである。特に、電流ゆらぎ測定を用いて、その非平衡状態での伝導ダイナミクスに注目する。
この目的を達成するために、昨年度から、近藤効果が発現するカーボンナノチューブ量子ドットに超伝導電極を接合することで、近藤効果・超伝導競合系を対象にした。昨年度は近藤温度が超伝導転移温度より大きい領域を測定および解析した。本年度はその成果に関する論文を執筆し、現在論文は投稿中である。また本年度は、近藤温度が超伝導転移温度と同程度の領域も対象にした。そして、近藤効果を伴う0-pi転移を伝導度測定で観測した。その結果は、数値繰り込み群計算と定量的に一致することがわかった。本研究成果は日本物理学会第73回年次大会や他研究会において報告した。同時に行った電流ゆらぎの結果は現在解析中である。 さらに、これらの他に主に二つの研究も始めた。一つ目に、過去の実験結果を新たに解析をすることで「近藤状態における3体ゆらぎ」の研究も行った。これまでの近藤効果研究では、2つの準粒子間での相関を扱ってきた。本研究は、実験的に初めて近藤効果で3体ゆらぎを定量的に見積もることができた。現在、その成果に関する論文を現在執筆中である。二つ目は新たな電流ゆらぎ測定系の開発である。自作のアンプ及び共振器を作製した。その成果は、日本物理学会2017年秋季大会で報告した。
当初の計画では、最終年度の研究舞台は近藤効果・超伝導競合系であった。本年度は、その計画を完遂するだけでなく、他の成果もあげることができた。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(29 results)
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[Presentation] 近藤効果が発現する量子ドットにおける励起スペクトル2016
Author(s)
秦徳郎, M. Ferrier, 荒川智紀, 小林研介, R. Delagrange, R. Deblock, H. Bouchiat, 阪野塁, 寺谷義道, 小栗章
Organizer
日本物理学会 2016年秋季大会
Place of Presentation
金沢大学
Year and Date
2016-09-13
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